アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

vsユヴェントス 採点

個人的に考えられ得る最悪の負け方でした。

0-2で失点相手はベルナルデスキとイグアイン

ベルナルデスキはご存知の通りクラブにとって最悪の裏切り者であり、アンチユーヴェを掲げる我々サポーターにとっては最もやられたくない相手です。

また、イグアインは僕が個人的にイカルディの次に嫌いなCFです。

誤解されがちですが、別に僕は世界屈指のストライカーが嫌いなわけではありません。

グリエーズマンやディバラ、ケイン、モラタなんかは好きな選手です。

一方でイカルディイグアインアグエロは嫌いです。

わざわざ好き嫌いに理由は書きませんが。

 

まぁそんな二選手に得点され、非常に不快な思いをしたのですが、それでも恥をしのんで言わせて欲しい。

いい試合だった。

決して満足はしないけれど、いい試合だった。

悔しいなチクショウ。

悔しい。

 

スポルティエッロ 4.5

組み立て参加は前より良いが、単純にGKとしてのスキルがない。前試合の失点に繋がったポジショニングの悪さがこの試合でも出た。ドラゴフスキが見たい。

 

ペッセッラ 6.0

2失点目のイグアインはペッセッラが見ておいて欲しかったが、その他に関しては無難に仕事をした印象。格上相手に良くも悪くもいつも通りのパフォーマンスを披露した。

 

アストーリ 6.5

気合が入っているのがプレーから伝わった。裏を取られる未熟さも垣間見えたが、それでもこの試合をいい試合だったと言えるのはアストーリが効いていたからだ。

 

ミレンコビッチ 6.5

起用は正解だった。まだ若く、未熟な部分は多くあれど、ロウリーニよりも強く、ガスパルよりも安定したパフォーマンスで強みを見せた。CBでもSBでも使えるのは戦術の幅が広がって全体の守備が安定する。

 

ビラーギ 5.5

いつもの無駄なアーリークロスがなかったのは評価したい。ただ、守備が軽い。アストーリがいなかったらもっとやられていただろう。

 

バデリ 6.0

枠を捉えられなかったが、ミドルレンジからシュートも放ち、中央でボールを捌きながらインターセプトにも貢献した。一方でいつもの余裕は見られず、1失点目に繋がるファールを犯した。

 

ヴェレトゥ 6.5

動き回って攻撃陣を牽引した。ビラーギの代わりにクロス役もこなし、起点として機能していたと思う。軽いプレーも見られず、及第点以上の活躍だった。

 

ベナッシ 5.5

やはり物足りない。ヴェレトゥやバデリのような分かりやすい個性が無いからかもしれないが、そこがベナッシでなくてはならない理由がない。良いシーンが全くない訳ではないが、説得力のあるプレーだったとは言えないだろう。

 

キエーザ 5.5

相手に厳しくマークされ、何度もファールを受けた。しかし、それを考慮してもいつものドリブルやシュートはなく、結果としてこの試合でキエーザが出来たことは何もなかった。

 

ジウ・ディアス 6.5

ポルトガルの若手はプレーする毎にクオリティを上げる。攻撃陣の中で最も相手に恐怖を与えた選手だろう。果敢に仕掛けるドリブルは大きな可能性を感じる。ポストに嫌われたシュートは残念だった。

 

シメオネ 5.0

何故途中交代でなかったのか疑問でならない。前線で強さを見せることも、足元で勝負することも出来なかった。カリニッチやババカルが恋しい。これに尽きる。

 

テレオー 5.0

ディアスに代わって出場したが、代わって良くなった点は皆無だった。怪我前の好調が嘘のようである。スタメンはディアスに譲ったと見ていいだろう。何も残すことはできなかった。

 

エイセリック 

出場時間が短すぎるため採点不可

 

 

 

見ていただければわかる通り、かなり差があります。

ディアスやヴェレトゥ、アストーリ、ミレンコビッチはかなり良かった。

特に僕はディアスとミレンコビッチを強調したい。

新たに獲得した若手が実力を発揮し始めているのはかなり期待できるところです。

テレオーやウーゴは序列を下げましたね。

 

試合を振り返って、勝てる試合だったとか、負ける試合じゃなかったと言うつもりはありません。

ただ、ザルだった守備のバランスがとりわけ前半において良かったことには触れておきたいと思います。

前半は失点の可能性をほとんど感じませんでした。

ボールウォッチャーになって中央でごちゃごちゃせず、それぞれが落ち着いて対処出来ていたと思います。

後半の1失点目も流れからでなくFKでしたし、2失点目は裏をやられてるので言い訳できませんが、その他に関してはコンパクトに守れていたのではないでしょうか。

真ん中のところでファールしてでも流れを切ってたのも良かったと思います。

1点を追いかける場面でダグラスコスタが出てきたのは最悪でしたね。

ヴィオラ的にはクアドラードやコスタのようなスピードあるドリブラーが一番やりづらいので。

 

攻撃も、無駄なクラスが減って代わりに繋ぐ意識が強くあったので、ここ数試合の中でも観ていて一番楽しかったです。

ビラーギ評価してましたが、クロス無しでこれだけいい攻撃できるなら別にいらないなと思います。

ただ、改善点としましては、まずはキエーザシメオネが完全に封じられていたことでしょう。

これに対してはヴェレトゥやバデリの中盤からミドルを積極的に撃ってましたが、正解だったと思います。

しかし、やはりより高い位置から狙ったほうが確実なのは明らかですから、もっとシメオネに撹乱させる動きが欲しいのと、キエーザに追い越す動きが欲しいなとは思いました。

 

それにしてもベルナルデスキ、白黒のユニフォーム似合わないですね。

誰が何と言おうと似合わないです。

別に今更戻ってきてくれなんて一切言うつもりはありませんし、いりません。

ただ、似合わないしダサくなったとだけ捨て台詞を吐いておくことにします。

FKのときにピャニッチと並んで立ってたのは笑っちゃいましたね。

あの頃CL圏を争ったヴィオラ、ローマ、ナポリからそれぞれキープレイヤーを奪ってるんだなと思うと感慨深いものがあります。

僕は一生ユヴェンティーノを理解することはないでしょう。

この点においてユーヴェに行くなら死んだほうがマシと言うナインゴランをリスペクトしたいですね。

 

さて、最後にもう一度ディアスに言及してこの記事を終えたいと思います。

彼は2年の買取オプ付きレンタルで獲得してるのですが、この獲得の仕方は良かったと言いたい。

おそらく期限を迎えたときに2000万ユーロを払ってでも獲得すべき選手になっているかと言えば、僕はNoだと思います。

せいぜい育っても1500万ユーロが良いとこでしょう。

でも2年という期間とレンタルという獲得の仕方は良かった。

是非成長していい選手になって欲しい。

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。