アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

vsキエーヴォ 採点

サンプとの開幕戦が延期になって、実質これがヴィオラにとっての開幕戦。

サンプ戦に合わせてコンディションを整えていたであろうことから、キエーヴォ戦ではやる気が空回りしたり、逆に体が動かなかったりで塩試合になるのではと危惧していましたが、杞憂でした。

アルテミオフランキで6-1。出来過ぎです。

最高の夜明けになりました。

 

 

まずは採点です。

 

ラフォン 6.5

足元の技術が過去のGKとは段違いに上手い。組み立てにも関与でき、フィードの苦手なヴィオラのCBといい補完関係にある。失点場面は仕方ない。


ペッセッラ 6.5

相変わらずの積極守備と1対1の強さである。カピターノは今季も頼りになりそうだ。ヴィオラの守備はペッセッラが生命線だろう。

 

ウーゴ 5.5

対人の対応も足元も良くない。繋げるところを無駄に蹴って相手に奪われるシーンが散見した。不安である。

 

ビラーギ 6.0

前半は無駄に上がって、ひたすらにビラーギのところから攻め込まれた。一方で後半はキレイに修正され、必要なところでのみ上がって良質なクロスでベナッシの得点をアシストした。プラマイゼロで及第点である。

 

ミレンコビッチ 6.5

ヴィオラの18-19シーズン初得点はミレンコビッチになった。誰も予想してなかった見事なシュートで相手GKもノーチャンスの得点であった。守備も特に崩されることなく、いつも通りの調子。

 

ジェルソン 7.5

誰がどう考えてもMOMである。相手に崩され始めていたタイミングでの追加得点に加えて、3点目の起点となるスルーパスキエーザへのアシストと、獅子奮迅の大活躍。ドライローンは勿体ない。

 

エジミウソン 6.5

合流して間もないが、感度のいいプレーヤーなのがよく分かる。DF陣の前でボールを拾っていたのは全てエジミウソンであった。当たり補強とみて良さそうだ。

 

ベナッシ 7.0

開幕戦でまさかのドッピエッタ。昨季の5得点が偶然でないと証明した。ベナッシを経由した攻撃は厚みがあり、ロングボールを送り込むだけの前半の中で唯一理想的な仕掛け方をしていた。

 

キエーザ 6.5

前半の序盤に良いミドルを放つも残念ながらゴールならず。この試合では初速を活かした仕掛けは見られなかったが、得点という形で結果を残したのは賞賛しないわけにいかない。

 

エイセリック 6.0

常に空気。前半は特に、出場していたことを忘れるほどの存在感の無さであった。残念ながらこれではポジション争いには勝てないだろう。最後のアシストでなんとか及第点。

 

シメオネ 6.5

この試合の大量得点はシメオネが常に裏のスペースを狙い続けていたからこそ生まれたものだ。3点目のベナッシへの見事なクロスと最後ダメ押しの6点目はお父さんも大喜びである。


アゴール 6.0

バランスの良くなったチームの中で上手く相手のプレッシャーからボールを逃し、中盤で組み立てに関与した。この落ち着きを格上相手にも出来れば、化ける雰囲気は十分にある。

 

ダボ  

出場時間が短すぎるため採点不可。

 

ピアツァ

出場時間が短すぎるため採点不可。

 

 

良くも悪くも若い選手のチームだな、という感じですね。

 

前半は全体の距離感が良くなく、ゲームを組み立てるにも完全に相手にはめられていて、ひたすらロングボールを前線に送るだけのチームになってました。

キエーヴォはチームとして戦術がよく浸透しており、前半だけ見ればスコア上でリードしながらも全く油断出来ない試合でした。

 

基本的に相手の攻撃はこちらの左サイド、ビラーギのところを起点にしていました。

ビラーギが上がりまくってたので、必然的に裏のスペースが使いやすくなるためです。

後半はピオリがしっかりと修正し、ビラーギのポジショニングと全体の距離感がよくなって以降は基本的にヴィオラペースで試合を進められていたと思います。

 

前半ボロボロだったのにやられなかったのは、新加入のエジミウソン・フェルナンデスが効いていたからでしょう。

DFの前の位置できっちりとボール奪取が出来ていました。

交代は黄カードを貰ってしまったためと、後半ボールポゼッションがしっかり出来ていたためだと思います。

また出場機会はあるでしょう。

期待したいです。

 

ベナッシのドッピエッタやミレンコビッチのゴラッソ、ジェルソンの大活躍には驚きました。

攻撃面では色々と上手く噛み合ってきてますね。

プレシーズンでほとんど点取れなかったのが嘘のようです。

問題は守備ですね。

 

試合に関して、最後にこれだけ言及させてください。

キエーヴォで唯一得点をあげたのはご存知元ヴィオラのトモビッチでした。

彼はCKから見事なヘディングゴールを挙げた直後、指で13の数字を作りました。

何を意味するかは皆さんならお分かりだと思います。

スタジアムは拍手に包まれました。

トモビッチに感謝したいと思います。

ありがとう。

 

 

セリエが開幕して、既にローマvsトリノナポリvsミランの2試合を観たのですが、やっぱりヴィオラの試合を観ないと開幕した気になりません。

好きなチームの勝利は格別です。

やっと帰ってきました。

今季のヴィオラは強いです。

課題はまだまだありますが、2年目のピオリと残留してくれた頼もしい選手たち、そしてヴィオラを選んで来てくれた新戦力を信じようと思います。

次号のフットボリスタはヴィオラで特集組ませてやるからな。

 

それでは皆さん、今季もよろしくお願い致します!

 

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。

 拙い文章読んでくださってありがとうございました。