アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

ダメなセリエが愛おしい〜ロマ速対談企画を読んで〜

このブログともフィオレンティーナとも全く関係はないのですが、とても面白い対談記事をASローマ速報さんがアップされていたので、管理人の如月さんに了承をいただいて共有したいと思います。

 

blog.livedoor.jp

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書き始める前に、僕のこの記事の中でロマ速さんの対談の中身を引用している部分がちょこちょこ登場しますが、こちらも管理人の如月さんに了解を得て引用させていただいております。
僕と同様に引用・転載をご希望の方は一度確認を得てからされることを推奨します。

 

ちなみに『アルノ川の畔から』は無断転載や引用等、全然してもらって構いません。
まぁ中身の薄いブログなので、叩かれても僕のせいじゃないよ~ということだけご了承いただければ。

 

 

さて、ちょっと興味深い話というか、ヴィオラや僕個人にも通じる話が対談の中に登場しますので、ここから先はそういった部分について触れていこうかなと思います。

 

まずはChapter5のリーグの魅力についてです。


皆さん身近にセリエのクラブを応援している友人・知人はいらっしゃいますでしょうか。
僕は全くいません。
ほとんどプレミアです。

 

まだ僕らの世代だとインテルミランが世界の舞台で輝いていた頃なのに、何故なのでしょう。
そんなに魅力なくなったのかなと思索を巡らしていたのですが、サンプドリア東京のシュウさんが対談の中でエンターテイメント性の強さを理由の一つに挙げていらっしゃいました。
なるほど確かにその通りです。
そもそもスタジアムが違いますよね。
プレミアのスタジアムってほんと豪華じゃないですか。
要塞って感じで。
でもアルテミオ・フランキなんて頑張ったら借りられるんじゃね?って感じでしたもん。
そりゃどっちに行きたいか、どっちを観たいか、と問われれば初見はプレミアですよ。

 

そして如月さんの「他から見てダメだと思われているところが魅力だったりする」というのも共感します。
例えば4:30に起きて塩試合観てるのって僕らくらいでしょ。
僕は文句言いながら塩試合観るの嫌いじゃないんですけど、わりとそういう人ってセリエサポに散見すると思うんですよね。

 

あるいは、選手にしてもそうです。
Chapter2の戦い方についてのパートで、月刊ユベントスのミツさんがユーヴェのCBについて、「ルガーニとカセレスで全然ダメなんですよ。でもそれがたまらないんですよ(笑)」とおっしゃっています。
これめちゃくちゃ分かるんですよ。

 

例えば、今のヴィオラでいうとダボちゃんですね。
ボールの放し方めちゃくちゃ悪いじゃないですか。
致命的なミスも勿論あるんですけど、何故か愛せるじゃないですか。
陽気なキャラクターというか、あのダメなところもむしろ好きというか。


あと、この間まで在籍していたトモビッチ。
僕はトモビッチについてネガティブな発言をすることが多いのだけれど、サラーやベルナを始めとする本当に嫌いな選手の事は口に出しません。
ベテランとは思えない初歩的なポカミスはかますし、浮き球のクロスの精度があまりにも低すぎるために上達するのを諦めてグラウンダーしか出さなくなるし。
もうなんというか、ダメなんですよ。
でも、そこがセリエなんですよねぇ。
完璧なトモビッチなんて誰も見たくないじゃないですか。(失礼)

 

そしてロマ速如月さん曰く、「大人が一生懸命頭を悩ましてるけど、それがオモシロ会長だったり、おかしな補強だったり、変な規則だったり、そこをツッコミながら楽しむのがイタリアの魅力なんですよ」とのこと。
公平なジャッジに裁かれるフェアプレーのみのカルチョの魅力って今のカルチョの魅力の半分以下じゃないですか。
勿論ジャッジは公平であるべきだし、ラフプレーやダイブはよくないのですが、「何のためのVARだよ」と本気で怒れる楽しみってなかなかないと思いません?
死ぬほどイライラしますけど、多分、このイライラのない生活って物足りないです。
深夜に迷惑にならないよう気を付けながら画面に向かってキレまくってるの、多分ウチの近所じゃ僕くらいです。
面白いですよね。
何が面白いって、性懲りもなくまた次の週も深夜に起きてくることですよ。

 

 

そろそろ話題を変えます。

 

 

最近知ったというか気付いたのですが、どうやら僕はネット上で実年齢よりいくらか上に見られているらしく、ヴィオラの古参のファンであると思っていらっしゃる方もいらっしゃるようです。
実際はそうではありません。
僕はバッジョの時代は勿論、ルイ・コスタバティストゥータの黄金コンビも知りません。
勿論伝説となっているディ・リービオの漢気も知りません。
バティとルイ・コスタをリアルタイムで観てきた古参のファンの方々には正直なところ気後れします。
勿論ファン歴がそのままクラブ愛とイコールにはなりませんし、自分より応援歴の短い方よりも自分が上であるとは断じて思いませんが。

 

でも、今はそんな劣等感が最近少し変化してきました。
バティやルイ・コスタを知らないから気まずいのはなく、一体どんな選手で、どんなプレーをヴィオラで披露したのだろうと興味深く思うのです。
多分僕が以前よりもフィオレンティーナを好きになったのだと思います。
僕が知らないヴィオラを知りたいと、そう強く思うのです。

 

Chapter1のクラブへの想いのところで、シュウさんや如月さんがクラブのオーナーについて議論されていますが、僕はデッラ・ヴァッレ以外のヴィオラを知りません。
でも、革の街フィレンツェのクラブのオーナーが革製品ブランドのオーナーってなんだか素敵じゃないですか?
最近オーナーが代わるなんて噂も出てましたが、僕にとってオーナーが代わるという意味がイマイチ分かっていません。
でも、そんな街とクラブの小さな繋がりがなくなってしまうのは少し寂しいなとは思います。
チェッキ・ゴーリの頃の放漫経営も勿論御免ですしね。
そんな苦境の時代も知りたいじゃないですか。
好きなクラブがどう歩んできたのか、自分で何度も調べましたが、そうでなく、生の声を聴きたいですよね。

最後に如月さんが自分も2001年以前のローマを知りたい1人だとおっしゃっていましたが、僕もまさに同じ気持ちです。

 

だからこそ、そんなセリエを知るために、そして、ダメなセリエを楽しく罵るために、セリエ会をなんとしても実現してやろうと思います。


というわけで、次の更新はセリエ会についてです。

 

長々と僕の独り言にお付き合いいただきありがとうございました。

きっとセリエサポの皆さんなら楽しんでいただけると思いますので、是非ロマ速の対談企画の方にも目を通してみてください。

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。