橋の下を流れる川
ついにオーナーが変わりましたね。
辞める辞めると言い続けてずっと変わらなかったので、今回も結局辞めないのではと思っていたのですが、デッラ・ヴァッレ体制はここまでです。
革の街フィレンツェのクラブのオーナーが革製品の代表というのが好きでした。
長くヴィオラを支えてくれてありがとう。
長い歴史の中でみれば、これは数ある節目の一つなのでしょうが、僕がヴィオラを応援し出してからは初めて経験するオーナー変更です。
果たしてオーナーが変わることでチームがどう変わるのか、まだまだ未知数なところですが、新たなトップの下で再び強固なチームをつくってもらいたいですね。
まず第一に問題となるのがキエーザの移籍についてでしょう。
新オーナーとしては残したいというのが本音でしょうし、僕としても残って欲しいと思っています。
でも同時に彼にとって最良の選択をして欲しいという気持ちもあります。
複雑ですね。
色々と噂に上がってるクラブのサポーターからの言葉も聞こえてきますが、仰る通りどう考えてもキエーザは割高なのでやめた方がいいですよと声を大にして言いたい。
シーズン前にも書きましたが、やっぱりヴィオラで2桁得点してからだと思うんですよね。
大きなクラブに行けば行くほど数字って大事じゃないですか。
例えばキエーザの最も可能性の高い移籍先がユヴェントスだと思うんですけど、今のユヴェントスが来季もセリエで大きな成功を収める可能性は100%じゃないと思うんですよ。
ユーヴェも変革期ですから。
決して崩れる可能性は高くはないと思うんですが、20%くらいの確率で大きな不調に陥ることも考えられると思いますし、さらに30%くらいの確率で苦戦を強いられると思うんですよ。
そしてその人柱になるのは間違いなく新監督と新加入選手だと思うんです。
だって旧メンバーは大成功を収めてるんですから。
それでハズレ補強だの戦力外だの何だの言われるのは面白くないですよね。
まぁ僕はキエーザはどこに行っても活躍すると思ってますが。
それ以外のところで言うと、ペッセッラも何故か移籍したい的な記事が上がってましたね。
飛ばしだと思いますけど。
大体ヴィオラ規模のクラブの選手のメルカートに関する記事全部信じてたら3日で皆移籍志願していなくなっちゃうことになるので。
僕の短いサポーター歴の中で、思い返すとボルハ・バレロやクリスティアン・テージョの姿勢というか言葉というか愛が一番好きだったような気がします。
「この街が好き」で「ここに残りたい」と言ってくれた選手たちです。
テージョはめちゃくちゃ好きでした。
ベティスで活躍してるのが嬉しいです。
最近色々セリエファンの方々にお会いする機会があって、その度にイタリアの色んな話を聞いて、今僕の中でフィレンツェ行きたい欲がグングン上昇中です。
これは僕のどうでもいい自分語りなんですが、このブログを作成するにあたって、長く続けるつもりはなかったので、ブログの名前ってほんの5分くらいでそれっぽく付けた思いつきなんですよ。
今では自分でもわりと気に入ってるんですが、このブログが隅っこの方で少しずつ見つけて下さる方が増えてきて、初めてお会いする方でも「ブログ読んだことあります」と言ってくださったりするようになってきまして。
それからふと思ったんです。
多分このブログの名前で、あのフィレンツェのヴェッキオ橋の下を流れる川の名前を知った方もいくらかはいらっしゃるんじゃないかな、と。
そう考えると、ASローマ速報や月刊ユヴェントス、やや日刊ラツィオ、トリノFC情報局みたいな分かりやすい名前じゃないけど、この名前にして良かったなーと最近思うようになりました。
名前って特別なもので、橋の下を流れる川の名前を知らなければ、どれも同じ川なんですよ。
でもその川の名前を知った時、そこは特別な「アルノ川」という川になるんです。
だからこれを読んでくださっている皆さんがフィレンツェを訪れた時、もしこのブログの名前を覚えていれば、きっと「あ、これがアルノ川か」と思ってくださると思うんです。
それってサッカーには全く関係ないんですけど、僕としてはとても嬉しいことですね。
まぁ目立たず小さくやってるブログなんで、1日に数千数万の読者が訪れるようなサイトではないのですが。
気づけばひたすら書き手が有頂天になってるだけの記事になってますね。
最後に何か有益なことでも書きたいのですか、僕はそんな情報通ではないため、ここらで終わりにします。
シーズン中でもちょこちょこありましたが、シーズンオフの期間の更新はこんな感じで全然関係ないことも思いつくままに書いていくと思います。
選手採点もかなり自己満足なのですが、それ以上に自己満足の中身のないブログになりますので、シーズン開幕直前くらいにまた気が向いたら訪ねてもらえればと思います。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。