アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

vsミラン 採点

完勝。

素晴らしいゲーム。

まずは採点から。

 

 

ドラゴフスキ 6.0

失点は仕方ない。それよりも守るべき場面でしっかり守り、繋ぐところや逃げるところで的確なパスを送ったことを褒めたい。ラフォンを忘れさせる安定感である。

 

ペッセッラ 6.5

試合を通してピョンテクを完全に黙らせた。目立たなかったからこそ分かる貢献である。ミランの度重なるクロスもペッセッラ中心に固めた守備で脅威にはなり得なかった。

 

ミレンコビッチ 6.5

3点目の起点になった守備は素晴らしい。一対一で翻弄されるようなことはほとんど無かった。試合を重ねる毎にその壁は厚くなる。

 

カセレス 6.5

スソを完封。冷静かつクリーンな守備でジリジリとドリブラーを追い詰めた。ここまでパフォーマンスのムラも無く、ベテランらしい落ち着いた輝きで右の守備を支えている。

 

リローラ 6.5

キエーザとのコンビが板についてきた。得意とする攻撃でミランのDFラインを何度も突破し、単独でも連携でも攻められることで右サイドの攻撃のバリエーションが増えた。

 

ダウベルト 6.0

カラブリアに上手く守られて前節までのような攻撃の核にはなり得なかったが、それでもやはり豊富な運動量は魅力。危惧されていたような軽率なプレーはない。

 

プルガル 6.5

先制点となるPKは職人芸。ドンナルンマに阻まれたものの、無回転の強烈なミドルも放った。気の利いたサポートと攻守にわたる貢献で中央を支配した。

 

バデリ 7.5

紛れもなくゲームの中心にいた。寄せてくる敵を簡単にいなして展開するゲームメイクは文句なく美しかった。ピッチ上の全てが見えていた。

 

カストロヴィッリ 7.0

序盤にべナセルを封じたことでカストロヴィッリの敵はもはやいなかった。しなやかなボールタッチにはため息が出る。ドンナルンマの弾いたボールを見逃さずに刺した初得点も見事。

 

リベリー 7.5

今節のMOM。ダブルタッチで簡単にミランの選手を交わし、キエーザとの連携で綺麗に3点目を決めた。攻撃を牽引する頭脳であるにも関わらず、絶対に守備はサボらない。若手にとってこれほどの模範はない。

 

キエーザ 7.0

リゴーレを決め切れなかったのもご愛嬌。誰もキエーザを止められなかった。3点目を生んだリベリーへのパスは好判断で、効果的なパスがあるからこそ個人プレーが活きている。

 

ベナッシ

出場時間が短すぎるため採点不可。

 

ボアテング

出場時間が短すぎるため採点不可。

 

ゲザル

出場時間が短すぎるため採点不可。

 

 

フランク・リベリーという選手がカンピオーネたる所以を試合毎に感じさせられます。

 

序盤もっと攻め込まれるかと思ったのですが、ユーヴェ戦同様中央を固めることで一切崩されることはなく、ピョンテクとスソを守備陣が上手く封じたことでヴィオラのペースを築きました。

その中心を担ったのがバデリですね。

守備に効きまくってました。

全部バデリが拾って展開してましたから。

それでもって敵に寄せられても簡単に躱してしまうのですからミランからしたら嫌ですよ。

 

そして決定機をしっかり活かしてリゴーレを得ると、プルガルが冷静に決めて先制。

後半攻撃が少々間延びしてるかな?というところで立て直したのがリベリー

あとはムサッキオの危険なタックルで自滅して、この時点で勝ち点3は決まったようなものでした。

 

この試合で悪かった選手はいません。

完璧な試合運びで得た勝ち点3でした。

連勝は気持ちいいですね〜!

これで順位は一気に上がって、暫定9位になりました。

 

正直ここまでのゲームの中で最もイージーな試合でした。

ミランは少々心配ですね。

何が心配って、ジャンパオロは時間かかるぞミラニスタ待てるのか?と散々言われてた通り、ミラニスタが待てなさそうだというところです。

連勝したといえど、ヴィオラも敵の心配してる余裕はまだまだないのですが。

 

カストロヴィッリにゴールが生まれたことは朗報です。

今季は点を取れる選手が揃ってますね。

前線は本当に魅力的だと思います。

 

そして守備もカセレスが出始め、バデリのポジショニングが下がってからは一気に安定してきました。

一点やられると流れに飲まれて二点目も被弾しそうになるところがあるので、まだまだこれで安心とはいきませんが、絶望したジェノア戦から考えると随分良くなったと思います。

 

怖いのは怪我です。

リベリーカセレスカストロヴィッリは替えがききません。

今後カストロヴィッリは間違いなく警戒されることになるでしょうし、そうなればプレッシャーも厳しくなってきます。

リベリー&カセレスのベテラン組も一度負傷すれば長引きそうです。

ガツガツ奪いにくるプロビンチャ相手の時にどう戦っていくのかは考えておかないと、せっかく上げた順位がまた一気に降下することも十分あり得ます。

 

この連勝を驕りでなく自信にして、もう一つ上に上がりたいですね。

とにかく今日は気持ちよかった!

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。