アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

不気味な敵

セリエA第8節ブレシア戦が遂に迫ってきました。

フィオレンティーナは3連勝のいい流れでアウェーの地に乗り込むことになります。

 

代表ウィークでキエーザとバデリという二人の主力が怪我をしてしまいました。

チームにとって痛手であることは間違いありませんが、昇格組相手に彼ら無しでも勝てなければEL権なんて取れません。

ウディネ戦でバデリ抜きでもプルガルのみである程度の組み立ては出来ることが証明されてます。

ドンナルンマとバロテッリの強力なFWと中盤に構えるセリエ屈指の実力派若手トナーリが非常に厄介ですが、単純に考えてヴィオラの方が戦力的に優勢。

僕はトナーリにカストロヴィッリが劣るとは思いません。

というか、カストロヴィッリよりも優れたMFがセンシとファビアン・ルイスくらいしか思いつきません。

なんて言うと○○もいるぞってどこかからクレームが来そうですが、来ないでください。

契約更新は何よりの朗報ですね。

頼りにしてるぜマエストロ。

 

とはいえ先日ブレシアナポリ戦を観ていたのですが、トナーリは化け物ですねあれ。

なるほどイタリアの強豪クラブがこぞって獲得に乗り出すのも分かります。

直前のファールのせいで無効となったゴールは正直ヴィオラじゃ誰にも撃てないなという一発でした。

 

バデリの代役はこれまでの流れで言えばベナッシが入ることになるのでしょうか。

ウディネ戦の動きを見れば、まだまだ戦力外にしてしまうのは勿体ないと思ったので、是非この機会にストライカーを発揮してもらいたい。

あるいは中盤に強さを加えるためにジュルコフスキか。

どちらにしても期待しています。

 

キエーザの代わりはそのままの役割を求めるならソッティルが入ることになるでしょう。

U21でも好パフォーマンスを続けている彼は既にマンチーニの目に留まっていることがマンチーニ本人の口から証明されてます。

もっとクラブでも出場機会があっていいはずです。

サンプ戦で途中出場した際には、良い抜け出しで何度もチャンスを演出しました。

リベリーカストロヴィッリと相性が良くない訳がない。

 

あと可能性として残るのは、ケヴィンとヴラホビッチと2名ですね。

モンテッラはどうやらヴラホビッチを育てたいようですし、これは良い兆候だと思っています。

今のところ効果的に機能した場面というのはありませんが、出場しないと学ぶことも出来ません。

セリエAで成功を収めた名ストライカーのもとで多くを経験してもらいたいところ。

 

ケヴィンが指揮官の信頼を得ていることはプレシーズンの時点で分かっていることです。

ナポリ戦の理不尽ミドルはヴィオラサポの心を掴みました。

ブレシア相手なら前線に置いてターゲットにするのも手ではあります。

 

バデリ不在で気になるのはボールを保持している時よりむしろボールを持たれている時です。

ミラン戦で顕著に出てましたが、バデリは守備時もチームのバランスを上手くとって、中盤底でフィルターとなっています。

そこで奪いきるというより、流れてきたボールを拾ったり、味方DFの逃げ道となったり、中央突破を防いでサイドに流したりと、やりたいようにやらせない為の的確な一手となっています。

事実、ゲーム毎のインターセプト数はバデリがトップですね。

それが無くなってしまうのが痛いです。

昨季はこれが無かった。

 

カセレスが入って3バックにしてから一気に守備陣は安定感が増したので、カセレスが怪我するまではそれほど心配してません。

カセレスがいなくなったらダウベルトもペッセッラも躍動しなくなる疑惑が個人的にあるので、彼を失うことは一気に数人を失うのと同義と考えます。

無理はしてもらいたくないですね。

次節は強敵ラツィオ戦ですから、特にリベリーカセレスには怪我に気をつけてもらいたい。

 

ブレシアは従来の昇格組のように守備をガチガチに固めてあわよくばカウンターで1点というチームではありません。

はっきりチームの攻撃色を強めに出してくるチームです。

だからこそ、守備を崩すのはそれほど難しくはないかと思います。

重要なのは勝ち切ることです。

中途半端に守りにいくよりは、最後まで攻めきった方が良いように思いますね。

どうせクリーンシートは無理だと思っているので。

 

しかし今季の昇格組は面白いですね。

ヴェローナレッチェも健闘してます。

レッチェは今節より監督がピオリに代わったミランとの対戦になるので、ちょっと楽しみです。

レッチェからすれば一番良いタイミングでの対戦になりますね。

一方のミランも、レッチェに続いてローマ、SPAL、ラツィオ、ユーヴェ、ナポリと嫌な相手が続きますから、ここで手応えを得ておきたいところ。

ヴィオラとの対戦でも感じましたが、色んな面でバラバラになっていたミランを代表ウィークの間にピオリがどう修正したか注目です。

 

監督が代わったといえば、サンプドリアも期待されたディ・フランチェスコ鳴かず飛ばずに終わってしまったので、代わってラニエリが就任してますね。

昨季のヴィオラ同様、会長の身売り問題が解決しない限りはチームがまとまらないと思いますので、最優先はそこであると思いますが。

ディ・フランチェスコの責任は勿論自身にもありますが、少々気の毒だったとも言えるかと思います。

メンバー的に得意の4-3-3には向かなかったですね。

僕はシーズン途中からの就任ならラニエリという選択は最適解だと思っているので、サンプのここからの巻き返しに期待してます。

 

今節最も注目すべきゲームは本日22:00キックオフとなるラツィオvsアタランタでしょう。

どっちにも勝ってもらいたくないので、ドローがいいです。

攻撃力が魅力の2チームの対戦を見逃す手はないなと思うのですが、実は今日親友の結婚式でして、間に合わないような気がしてます。

 

そんなわけで注目の第8節、4連勝を飾れるように期待しながら見守りたいと思います。

やっとヴィオラの日常が戻ってきたぞ!

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。