アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

新しい仲間たち

メルカートが閉まりました。

昨晩仕事をしている間にダンカンとイゴールが決まっていて、職場で喜びました。

で、何を喜んでんだと同僚に尋ねられ、説明するときに「メルカート」を「移籍市場」という言葉に直すのに一瞬考えなきゃいけなかったんですね。

当たり前に使い過ぎて、何と言っていいか分からなくなります。

メルカート...僕は響きがすごく好きで便利な言葉なのですが。

Jリーグでもメルカートって言うのかな?

 

そんなことはさておき。

とりあえずこの冬に獲得した選手の名前をズラーッと書いておきます。

 

FW

クトローネ

   ウルヴズより買取義務のローン

クアメ

   ジェノアより買取義務のローン

 

MF

ダンカン

   サッスオーロより買取義務のローン

アムラバト(来季より加入)

   ヴェローナより完全移籍

アグデロ

   ジェノアより一定数出場で義務化のローン

 

DF

イゴール

   SPALより買取義務の2年ローン

 

という感じです。

個人的に今回のメルカートで一番欲しかったのがトリノのボニファーツィだったのですが、彼がSPALに移籍したので、玉突きでイゴールヴィオラにやってきました。

 

しかし二番目に欲しかったダンカンを獲得できたのは大きいですね。

金銭的な要求が高く、他クラブにもっていかれるのではないかと危惧してましたが、無事取引完了。

文句なく即戦力です。

おそらくベナッシと代わることになるのでしょうね。

 

クトローネは言うに及ばずです。

良い補強になりました。

 

目玉補強はアムラバトとクアメです。

前者は今季ヴェローナで名を上げた若手MFで、メルカートではナポリに決まるという話だったのですが、最終日目前にして何故か一転、ヴィオラに決まってしまいました。

後者は若手ながらジェノアで文句なしの主力として活躍していたFWですが、現在は負傷離脱中。

チームに合流するのは復帰後になるはずなので、まだもう少し先ですね。

前線は問題ないでしょう。

 

サプライズ枠?がアグデロです。

クアメと同じくジェノア所属だった若手MFで、正直詳しくは分からないのですが、印象としては小柄なファイターという感じです。

まだ荒削りな部分はあります。

序列としてはベナッシの方が上にくると思うので、戦力として使える将来性枠ですかね。

 

動きの少ない冬にこれだけの選手を獲ってきたのは頑張ったなぁと思います。

アグデロ、クアメ、クトローネが本当に必要だったかどうかはまだ答えが出せないでいるのですが、クトローネは良さそうな動きを見せているので、信じたいと思います。

 

 

続いて放出ですが、これはもう簡単に主なメンバーの名前だけ。

 

・クリストフォロ

ラスムッセン

・ダボ

・ペドロ

・サポナーラ

ボアテング

・ジュルコフスキ

・モンティエル

ラニエリ

・エイセリック

 

獲得ばかりに目を向けがちですが、余剰戦力の多くをきちんと整理出来たのは良かったのではないかと思います。

モンティエルとラニエリの武者修行には思うところがありますが、今はまだブログには書きません。

戦ってこい。

 

ジュルコフスキとペドロは、惜しいなぁと思います。

彼らは悪い言い方をすればヴィオラの犠牲者になってしまいました。

ジュルコフスキはローンでエンポリの10番を背負い、ペドロには買い戻しオプションがおそらく付いています。

短い在籍期間でしたが、皆好きだった選手です。

移籍先でも頑張って欲しい。

 

最後に、アルノ川の畔からでダボちゃんに触れないわけにはいかないでしょう。

今季は招集もされない明確な戦力外でした。

でも、僕はこの別れが寂しかった。

上手いのか下手なのか分からない愛されキャラ。

「お前マジか!!!」

というプレーをしたと思えば、

「お前、マジか.....」

というプレーをしてしまう。

でも何故か憎めない。

インスタでやたらとチームメイトに絡んでいた事からも、仲良いんだろうなーというのが伝わってきました。

出て行く前にキエーザにお洒落を教えてあげて欲しかったよ。

SPALの水色と白のユニフォーム、めちゃくちゃ似合ってないぞ。

大活躍してSPALを残留に導き、そのユニフォームも見慣れさせてくれ。

得意なグラウンダーのミドルで、僕の好きなレオナルド・センプリチを救ってもらいたい。

さらば、ブライアン・ダボ。

 

 

出会いがあれば別れがあります。

FFPという問題で、来季のメルカートでは今季の主力のうち、誰かが確実にいなくなる。

考えられうる最有力候補はキエーザです。

一人でほぼ全員分の移籍金を賄えてしまえますし、現状どう考えても前線の人員過多です。

これはもう、仕方ない。

って簡単に割り切れる応援の仕方を、生憎僕はしていない。

 

僕はキエーザが好きです。

前にも書きましたが、「キエーザ欲しいな〜」って言う他サポを世界中から集めても、僕一人の「キエーザ残って欲しい」の気持ちには勝てません。

断言できます。

 

まだ一縷の望みがあるのなら、僕はそれを信じたい。

これはもうシステム上叶わぬ願いなのですが、本当なら誰とも別れなくなどない。

カストロヴィッリも、ミレンコビッチも、そしてキエーザも。

 

ルールには従わなくちゃいけない。

涙を飲んで、主力放出も耐えなきゃいけない。

でもまだその時じゃない。

フェデリコ・キエーザはまだフィオレンティーナにいて、アルテミオ・フランキの最前線を走っている。

決まっていないディールを憂うことはまだしないことにします。

フロレンツィを失ったロマニスタの哀しみが僕らに分かるはずないように、キエーザを失う哀しみが他の誰かに分かるはずない。

それは、まだ失ってない今の僕にすらも。

 

シーズン後半戦、必ず巻き返しましょう。

6位ミランとの差は6です。

可能性はあります。

戦えます。

まずは目先のユヴェントスをぶっ倒せ。

 

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。