アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

惨敗クロトーネ戦

トリノ戦を観られなかったのですが、TLを見てる限りではかなり良かったみたいなので、期待高まる一戦でした。

ヴィオラは好調テレオーが怪我のため欠場。

代わりに背番号10 エイセリックが入りました。

とりあえず採点です。

 

スポルティエッロ 5.0

あれだけザルだった守備を考えれば2失点でも良く守ったのかもしれないが、あまりにも足元が怖すぎる。とにかくパスミスが多く、安心感は初期のタタルシャヌ以下である。

 

アストリ 4.5

あまりに酷いパフォーマンスで観る者を呆れさせた。おおよそ代表レベルにはない。クロトーネの2得点目をアシストする見事なプレーを見せた。ディフェンスリーダーにはあまりにも物足りなすぎる。

 

ペッセッラ 5.0

クロトーネに自由な攻撃を許した。攻撃も守備もあまりに軽率なプレーが多く、いつもは簡単にアストリや中盤に放すボールを何故かこの試合はより前に通そうとして失敗していた。

 

ビラーギ 5.0

ミスが多すぎる。相手に突っ込んでいくだけのドリブルと期待の持てないパスは前半交代が妥当である。ただ長い浮き玉を蹴ってるだけのようだった。ショートパスと対人守備を覚えて欲しい。

 

ロウリーニ 5.5

ベナッシの1点目に繋がるクラスを上げた。守備においては残り3人よりはマシだが、簡単にクロスを入れさせすぎである。

 

バデリ 5.5

1失点目に繋がるパスミスを犯した。その後は途端に落ち着きがなくなってサイドチェンジを忘れ、無理に縦パスばかりを狙って失敗した。前半終了時には戻ってきていたが、バデリが落ち着きを失うとチームが落ち着きを失うことは明白だった。

 

ヴェレトゥ 5.0

勝機のないドリブルと攻撃を潰すパスミスが目立った。良いところをあげる方が難しい。後半、相手2選手に向かって取られたら致命的な位置から仕掛けていった場面は短絡的としか言いようがない。

 

ベナッシ 6.5

チームがバタついた前半に唯一落ち着いてプレー出来ていた。見事なゴールも奪い、効果的なパスも多かったが、相手のセットプレー等で所々マークを外されているのが気になった。好調は是非続けて欲しい。

 

キエーザ 5.5

右サイドのキエーザは残念ながら使えない。仕掛けもパスも並み程度で、シュートも無理やり撃っているだけなので可能性は感じられずである。右でもクオリティを発揮できればチームが一つレベルアップするだろう。

 

エイセリック 5.0

得意なはずのドリブルはあまり見られず、セリエの適応に苦労しているように見える。パスなどで違いを生み出すことも出来ず、残念ながらアピール出来ぬままピッチを去った。

 

シメオネ 5.0

難しいことをわざわざやろうとしている印象を持つ。欲しいのはド派手な1ゴールより地味で目立たぬ3ゴールである。ストライカーとしてはやはり疑問符が拭えぬまま。

 

オリベーラ 6.0

大きな仕事をやってのけたわけではないが、ビラーギ以上だったという意味で及第点。守備については不安はあるが、攻撃はいくらか良いクロスが上がっていた。スタメン起用にはもう一歩というところ。

 

ジウ・ディアス 5.5

 後半だけで違いを生み出すことは出来なかった。ディフェンスを切り裂くドリブルも身を潜め、期待された役割を果たすことなく試合終了の笛が鳴った。早めに試合勘を取り戻して欲しい。

 

ババカル 5.5

ボールに触れればファールをもらい、やる気が空回りしていた。見た目と裏腹に冷静な足技が得意なババカルなら負けている時こそクールにあって欲しい。次に期待したい。

 

 

クロトーネ、強かったですね。

勿論うちも弱かったですが、クロトーネ強かったです。

相手はシュートで攻撃が終わってましたが、ヴィオラはそこまで行けませんでした。

アストリのボールを奪ってのカウンターは相手の狙い通りだったと思います。

前半頭から厳しいプレッシャーをかけてこちらのペースを乱した後は自爆を狙うだけなので、分かりやすいですが今の未完成なヴィオラには効きますね。

去年まではヴァレロやヴェシーノが顔を出して中継ぎ役になってたので逃げられましたが、残念ながらヴェレトゥもバデリも受け方はあまり上手くないので逃げが上手くいきません。

おまけに後ろは足元不安なスポルティエッロ。

負けるべくして負けた試合でした。

 

ま相手の攻撃に関して序盤は守れてましたが、失点前くらいからクロトーネがボールを放すのワンテンポ早めたんですよね。
こっちがプレッシャーをかける直前に放す。
これに合わせられぬま失点してバタバタしちゃったように見えました。

 

こんなDFの脆さが露呈した試合でしたが、それよりも攻撃の回らなさに危機感をおぼえました。

キエーザが右だとレベルが2つ落ちるのと、ゴラッソと呼べなくともゴールを決められる選手がFWにテレオーしかいないことです。

ババカルもこの部類なんですが、コンスタントに点が取れる印象はありません。

キエーザの十八番はカットインシュートと鋭いラストパスなので、また違います。

ディアスもキエーザに近いですが、キエーザが縦のラストパスに対してディアスは横です。また、ドリブルの質もやや異なります。

シメオネに期待したいのですが、思ったほどフィットしてませんね。

このまま使い続けて成長させるのも僕はアリだと思いますが、そろそろ周りから不満が出始めると思うので、そこから守り抜くことが条件です。

 

前向きな要素としては、ポジション変更して以降、ベナッシが躍動しまくってることです。

ウイング時とは比べ物にならない活躍を見せています。

ひと月前とは一転して外せない選手になりました。

このまま好調が続けばアッズーリに戻る日も近いんじゃないでしょうか。

 

今日の試合だけ見ればネガティブな要素ばかり見えてしまいますが、とりあえず次に向かって顔を上げたいところです。

早めにテレオーの代わりを見つけて欲しいですね。

ハジorサポナーラとキエーザの2シャドーとか無理なのかな。

まぁ今季はチーム作りの年なので、すぐに投げてしまわずに、温かい目で見守りましょう。

 

若手主体のチームの完成にはベテラン主体のそれよりも時間がかかります。

一方で、後者よりも前者の方が可能性は広がります。

現段階でセリエ屈指のウイングに成長しつつあるキエーザですらまだまだ伸び始めでしかないのです。

クロトーネ戦は勝てませんでしたが、ピオリの交代策はそれほど懐疑的なものではなかったように思います。

ビラーギやシメオネ筆頭にまだまだ成長が必要な選手ばかりなので、すぐにバッシングに走らずに試合が終わったら前を向きたいですね。

修正して修正して、また修正して、近いうちにユヴェントス倒しましょう。

 

 

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拙い文章読んでくださってありがとうございました。