価値あるドロー
眠気も吹っ飛ぶ試合でした。
アウェイのナポリ戦でまさかこんな善戦するなんて、シーズン開始時は誰が思ったでしょうか。
ピオリ監督のもとでゆっくりと時間をかけてチームが完成に近づいていってます。
選手全体が攻守に連動してナポリの選手に捕まえさせませんでした。
前半、二度の決定機を逃しましたが、ナポリも後半は同じかそれ以上にチャンスを逃しているのでおあいこです。
ドローが相応しい結果と言えるでしょう。
価値あるスコアレスでした。
採点です。
スポルティエッロ 7.5
足元の不安からか、遂にロングキックを辞めた。しかし短く繋ぐスタイルは今のヴィオラに合っているだろう。幾度となくピンチを救う守護神であった。
ペッセッラ 6.0
ロウリーニとの守備の連携がやはり怖い。カバーリング能力をもう少し養いたいが、それでも止めるところはしっかり止めてくれる頼もしさがある。
アストーリ 6.5
再三受けた右からの攻撃が失点にならなかったのはアストーリがいたからに他ならない。メルテンスやカジェホンといった選手に体を投げ出して仕事をさせなかった。
ビラーギ 6.0
得点には繋がらなかったが、前半に決定機となるシメオネへのクロスを上げた。やはりキックに関しては眼を見張るものがある。成長すればマルコス・アロンソにもなり得るかもしれない。
ロウリーニ 5.5
マークを外したり細かいミスがあったりとDFとしては及第点以下。前線を代えて勝負したい時間帯にガスパルと途中交代したのはピオリが失点を恐れたためであろう。反省して次に生かして欲しい。
バデリ 7.0
この試合において怖いシーンはなく、ボールの散らしやゲームコントロール、相手プレッシャーからの逃げなど、代えのきかないプレーでナポリを翻弄した。
ベナッシ 6.0
後半はそれほど目立ちはしなかったが、前半はバデリ同様ゲームコントロールに一役買った。特に前線での繋ぎは効果的に機能していた。
ヴェレトゥ 6.5
ドリブルでの縦への推進にスルーパスなど、試合を重ねるにつれて出来る事が増えていく。中盤制圧されなかったのはバデリの散らしとベナッシの繋ぎ、そしてヴェレトゥのボールキープ故である。
キエーザ 6.5
後半はなかなか仕事をさせてもらえなかったが、相変わらず落ち着いた判断で仕掛けどころを繋ぎどころを見極め、ナポリDFの脅威になった。欲を言えばカットインシュートを見たかったところ。
テレオー 7.0
DF間を切り裂くドリブルでの仕掛けとラストパスを幾度となく見せてくれた。今のヴィオラの攻撃を支えるのは間違いなくベテランの輝きである。途中交代が悔やまれる。
シメオネ 7.0
二度の決定機を逃したが、それでもオフザボールの動きやボールキープ、ドリブルでの仕掛け、裏への抜け出し、ポストプレー、これらのどれを取っても素晴らしかった。確実に成長している。
サンチェス 5.0
あまりにも怖い。視野が狭く、判断も遅い。さらにはミスも多い。2秒以上ボールを持たないで欲しい。全てにおいて雑である。
ジウ・ディアス 6.0
攻撃に枚数をかけられなかったため、なかなかチャンスとまではいかなかったが、それでもドリブルでの仕掛けは効いていた。可能性は大いに感じる。是非また見たい。
出場時間が短すぎるため採点不可
サンチェスはもう厳しいですね。
MFとして致命的な視野の狭さと判断力です。
今日は全体としてボールを受ける前にどこに出すか選択肢を持ってる印象を受けましたが、彼だけはボールをもらってから初めて考えてるようにしか見えませんでした。
他のクラブでは良いかもしれませんが、ヴィオラのようなタイプのクラブだと生きられないでしょう。
あと怖いのはロウリーニですね。
ちょっとマーク外したりパスミスがあったりと不安なところが見え隠れしました。
特に個の試合のシメオネは冴え渡ってました。
テレオーもあまり見ないドリブル突破がキレていてラストパスまでかなり良かったです。
しかし、彼らを抑えてこの試合のマンオブザマッチに選びたいのがスポルティエッロです。
後期のタタルシャヌやネトを思い起こさせる頼もしさ。
今日のナポリではスポルティエッロの後ろにボールを通すのは不可能でした。
ナポリはインシーニェが欠けるとダメですね。
プレッシャーも全体的に甘かったです。
おそらく疲れもあるのでしょうが、ユーヴェ×インテルがドローの中、ホームでドローは手痛い結果になりましたね。
さらにスクデットを争うローマもドローと、今節は上位陣にとって楽しくないものになってしまいました。
この調子でウチもタイトル争いに加わりたいところです。
個人的にこの試合は今季の試合の中でベストマッチだったと思います。
楽しかったです。
次の試合も期待してしまいますね。
そろそろ上位相手に1戦くらい勝ちたいところ。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。