アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

vsエンポリ 採点

待ち侘びた。

この瞬間をずっと信じて待ってました。

この二ヶ月間僕らはずっと絶望のホイッスルを聞き続けた。

でも今日の笛はそうじゃない。

心地良い、澄み渡った冬の夜空のような美しい音色がフィレンツェから画面越しに東の果てへと届きました。

おかえり、フィオレンティーナ

 

 

ラフォン 6.5

最高の反応を見せてくれた。敵の勢いを完全に殺したセービングだった。課題だったサイドからのハイボールもしっかり抑えられている。

 

ペッセッラ 6.0

後方からの推進まで覚えそうだが、足は遅いのであまりやり過ぎないようにしたい。守備は見事。いつも通りの安定感である。

 

ウーゴ 5.0

あえてワーストを選ぶならウーゴだろう。前半どフリーのヘディングシュートを外し、守備ではラインを乱した。まだまだ課題は山積みだ。

 

チェッケリーニ 6.0

色々と怖い部分はあったが、なんとか最後まで守り通した。出来だけ見れば5.5だが、慣れないRSBでこのパフォーマンスなら及第点でも良いだろう。

 

ビラーギ 7.0

攻撃参加した時の厚みが全然違う。フィオレンティーナのLSBにフリーでクロスを上げさせたらその先は見ずとも分かる。錆びついた盾は研ぎ澄まされた剣へと生まれ変わった。

 

アゴール 5.5

動きが固く、判断は消極的である。しかし、エジミウソンよりは良い。ボールを動かせない分推進力には欠ける。だが、エジミウソンよりは良い。攻守の連携も多少可能性は感じたものの、まだまだである。それでも、エジミウソンよりは良い。

 

ベナッシ 5.5

攻守共に平均以下のパフォーマンスだった。フィニッシュに繋げることも、そこに関与することも出来ずに試合を終えた。お世辞にも良い出来とは言えない。

 

ジェルソン 6.5

中盤で動き回って守備陣からボールを受け、前線へと繋ぐヴェレトゥの役割を果たした。もっと左右の動きがあっても良いが、攻守のバランスを見てそのどちらにも貢献したことを考えれば十分だろう。

 

キエーザ 6.5

ゴールとはならなかったが、枠内に良いシュートを何本か放った。ゴールを見る姿勢は良い。仕掛けに行くのも悪くない。しかし個人に終始し過ぎるようならかえってチームに不利益となることもある。

 

ミララス 7.0

どう考えてもMoMである。序盤は唯一可能性を感じる動きとプレーでチームを引っ張り、見事同点ゴールという形で結果も残してみせた。低調なチームの中で、経験は説得力ある武器となる。

 

シメオネ 6.5

正直プレーは低調だ。話にならないと言っていい。しかし、ミララスのアシストと勝ち越しのゴールはFWにとって何よりの価値がある。

 

ダボ 6.5

途中出場してすぐに衝撃のゴールを一人で決めた。正直あそこはパスに逃げると思った。多分ダボ以外のMFはそうしただろう。痺れた。その後のパスミスの嵐も痺れた。

 

エイセリック 6.0

やるべき事はやった。無難な攻撃でチームを焦らせず、あの時間帯のプレーとしては良い判断だったであろう。ピアツァより良い。

 

ハンツコ 

出場時間が短すぎるため採点不可。

 

 

完璧な試合だったわけじゃないけれど、それでも今日だけは賞賛したいと思います。

よく勝ってくれました。

 

ミララスはもうスタメン確定でしょう。

キックオフから最初の30分はミララスを除くチーム全員、「自分が」なんとかしようとしてました。

その結果、全体がバラバラでイメージの共有が出来ておらず、距離感もぐちゃぐちゃの状態になってました。

ミララスだけはボールを受けて良い形で放すということが徹底されており、個人に拘らずに攻める姿勢をとっていたように思います。

 

前半はエンポリペースで試合が進みました。

敵の5バックにこちらの攻撃陣が完封されていたのみならず、こちらの守備陣の前に3枚の壁を敷くことでヴェレトゥ不在によるサポート不足を狙われてましたね。

そしてこれにハマったヴィオラは序盤ひたすら殴られ続けます。

 

後半は打って変わってひたすらヴィオラエンポリを圧倒しました。

この差はエンポリのガス欠も勿論あるのですが、おそらく全体の距離感とイメージ共有の問題でしょう。

速い流れる攻撃がしっかり出来ていたのは明らかにこの試合の後半です。

イメージが共有されてボールの奪いどころがきちんと理解出来ており、そこからの流れが見えているためにゴール前までボールを運ぶことが出来ていたのだと思います。

 

ビラーギのクロスは流石ですね。

来季のユニはビラーギにしようかな。

3点目のダボもスーパーサブとしては申し分ない活躍となりました。

ゴール後、チームメイトがみんな彼に駆け寄っていく姿から愛されているのだと微笑ましい気分になりましたね。

 

最後にハンツコが出場したのも個人的には良かったです。

全く機会がないよりも、短い時間でもピッチに立つ経験をさせておいた方が絶対に良い。

 

右のチェッケリーニと真ん中のノアゴールはまだ伸びしろがあります。

特にノアゴールは何も出来ぬままピッチを去りましたが、要所要所でエジミウソンよりもはるかに可能性を感じるプレーがありました。

 

立ち上がりのゴタゴタ感に守備の脆さ、色んなところに改善すべき点は見られます。

それでも勝ち点3を得たことを喜びたい。

やっぱり1点差を守り切ろうとするよりも、追加点を狙って仕掛ける方が相手にとっては驚異です。

攻撃は最大の防御です。

今日のようなパフォーマンスを、次節ジュゼッペ・メアッツァでもして欲しいですね。

アウェーで初勝利を飾って2018年を終えようではありませんか。

 

それにしても久々の勝利の後は気分が良い。

今宵は烏龍茶で祝杯を挙げます。

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。