ようやく筆を取る用事が出来ました。
別に焦らす必要もないので結論から書きます。
フィオレンティーナはサッスオーロからFW兼MFケヴィン=プリンス・ボアテングと、待ちに待ったRSBポル・リローラを獲得しました。
色々呼び方はあると思いますが、なんとなくしっくりくるので、僕は前者をケヴィンと呼びます。
ここ数日マジでメルカートに動きがなさすぎたのと、連日の猛暑でブログを書く気力も失っていたのですが、ようやく僕らも新シーズンに向けて動き出したと言って良さそうです。
とりあえず新戦力について書きます。
まずはケヴィンから。
昨季サッスオーロでは活躍したともしてないとも言えない微妙なパフォーマンスでした。
すっかりチームの顔であるドメニコ・ベラルディや守護神コンシーリと並んでチーム最高額の年俸を受け取っているわりに、というような評価でしょうか。
そうでなければシーズン途中でバルサにレンタルなんて有り得ませんからね。
そういう意味で、サッスオーロとしてはどこか引き受けてくれるチームを探していたのでしょう。
そこで白羽の矢が立ったのがフィオレンティーナだったというわけです。
ヴィオラはご存知の通りの大量放出で、戦力が枚数的に不十分な状態。
そしてそのヴィオラの喫緊のターゲットが同じくサッスオーロのポル・リローラでした。
リローラの獲得に向けて、おおよそ前向きに交渉は進みましたが、最後の最後、金銭面で一致しません。
そこで戦力の足りないヴィオラに高額年俸が悩みの種であるケヴィンを引き取ってもらうという条件で2名の交渉が同時に成立したのではないかと推測します。
ケヴィンの移籍金は100万ユーロで、ヴィオラで受け取る年俸は80万ユーロ。
正直破格です。
僕はヴィオラがボアテングを狙うという報道を目にした時、500〜700万ユーロくらいの移籍金と120万ユーロくらいの年俸でスタメン要員として連れてくるのかなと思い、かなり動揺しました。
しかし、100万ユーロでの獲得となれば、シーズン通して活躍出来なかったとしてもバックアッパーとしていてくれるだけで120点です。
ちなみにこれがどれくらい安いのかというと、最近で言えばノアゴールの獲得にかかった費用が確か300万ユーロくらい。
テルジッチで170万ユーロ。
誰が覚えているのかは分かりませんが、オーストラリアの謎の髭男、ブリランテを獲得した時にかかった移籍金が丁度100万ユーロだそうです。
安い!
そして問題の年俸です。
こちらもサッスオーロの時に受け取っていた100万ユーロから減俸を受け入れ、80万ユーロとなりました。
ヴィオラにおいてこれがどれくらいかというと、昨季で言えばエジミウソンが貰っていた年俸が85万ユーロです。
つまり、エジミウソンよりちょっと安い。
ブリランテと同額の移籍金かつエジミウソンよりちょっと安い年俸で控えに置けるベテランが手に入ったと思えば、これは手のひらを返して喜んでいい補強ではないでしょうか。
ちなみにソウザ期にマウロ・サラテを獲得した際、かかった移籍金が200万ユーロだそう。
今思えば最高の補強だなと思いますね。
ケヴィンにもそうなっていただきたい。
そして僕らが待ちに待った実力派RSBポル・リローラです。
前線で中に切り込んでいける程の足元の技術は流石スペイン人というところ。
そして攻撃参加の積極性と正確なクロスはこれまでのヴィオラのRSBに欠けていたピースです。
さらに朗報として、どうやらヴェヌーティは残すようにモンテッラが伝えたとのこと。
これでRSBはリローラのバックアッパーにヴェヌーティということになります。
最終ラインが少しずつ整ってきたではありませんか。
あとはCBです。
トネッリか、ボニファーツィか。
ラニエリも残すならCBとしても使えますね。
それからもう一つ。
ICCでインパクトを残したリカルド・ソッティルもどうやら残留しそうです。
すると僕の愛してやまないモンティエル君がどうなるのか分かりませんが、とりあえずソッティルについては戦力としてカウントできるとみなされたようですね。
期待しています。
選手の獲得のみならず、余剰戦力の整理もまだまだ途中ですが、とりあえず一つ交渉がまとまったことを評価しなければいけませんね。
次は中盤です。
依然としてバレロの名前はあります。
それからナインゴランの話も出てきましたね。
僕はインテルからであれば、3-5-2で使い所のなくなったWGを狙いたいのですが、ポリターノもカンドレーヴァも高額な移籍金と年俸がネックになってくるでしょう。
話を戻して中盤はどちらが良いかと問われれば、僕はバレロがいいです。
めちゃくちゃ好きだからです。
本当はヴィオラでユニフォームを脱いで欲しかった選手ですからね。
年齢的にどれだけ戦力になるのかは分かりませんが、もし実現したら嬉しいなぁ。
今噂に上がっているのはビッグネームばかりで少し困惑してしまいます。
とりわけベテランが多いので、将来を見越したチーム作りをしているわけではないのかな?と思いますが、将来のために若手主体のチームを築いた結果、将来なんて考えられないほど崩壊したので、新チームの方針については何も言いません。
エイセリックやクリストフォロはおろか、サポナーラやベナッシも合格点は貰えなかったという話もあります。
中盤については大きな動きがあってもおかしくないでしょう。
前にも書きましたが、僕はプルガルが欲しいです。
あとマンドラゴラ。
報じられていたデンメは契約延長したそうですね。
あと、どうやらデンメについて報じていたのはイタリアのメディアのみで、ドイツのメディアではそんなことほとんど報じてなかったそうです。
絵に描いたような飛ばしじゃん。
ま、そんなわけで、一つ新シーズンに向けてポジティブな話題ができました。
このまま適切な補強を敢行し、希望を持って新体制をスタートさせたいですね。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。