セリエAは早くも第14節となりました。
次なる相手はレッチェ。
シーズン開幕前には戦力的に2段劣るとされ、降格候補筆頭だったチームです。
同じく降格候補のブレシアにはトナーリやバロテッリ、ドンナルンマ等注目のタレントがいましたから、そういった面では誰も目をつけていないチームだったと言えます。
正直僕はレッチェが昨季のキエーヴォやベネヴェントと同じ道を辿るのではないかと思ってました。
全く見る目がないですね。
レッチェは、ヴィオラに続いて今季王者から勝ち点を奪った2つ目のチームになったというのに。
ここまでのレッチェの戦績は2勝5分6敗。
それぞれの対戦相手は、
勝利・・・トリノ、SPAL
引き分け・・・ミラン、ユーヴェ、サンプ、サッスオーロ、カリアリ
負け・・・ヴェローナ、インテル、ナポリ、ローマ、アタランタ、ラツィオ
となってます。
見てもらったら分かると思うんですけど、これは痛いなぁという結果なのはヴェローナ相手の負けくらいなんですよね。
SPALやトリノにはアウェーで勝ち点3奪ってます。
この試合のトリノはどうやらパフォーマンス的にも酷かったようですが、不調の中堅チームを食ってしまうだけの力はあるぞということです。
フィオレンティーナも、勿論例外じゃないでしょう。
それよりも僕が気になるのが、サンプ、サッスオーロ、ミランという格上相手から手堅く勝ち点1を得ているところです。
それぞれの監督は、ディ・フランチェスコ、デ・ゼルビ、ピオリと、決して守備的と言えない戦い方をする指揮官たちです。
どちらかと言えば難ありなタイプ。
モンテッラもそうですね。
ヴィオラは順位こそまだ左半分にいるものの、パルマ相手に消極的なドロー、カリアリに見事に粉砕され、ヴェローナには為す術なく敗戦。
状況が良いとは言えません。
レッチェ側からすればオイシイ相手です。
フランキでの試合ということもあり、あわよくば勝利、ドローでもガッツポーズくらいの心持ちだと思います。
要するに、欧州大会からどんどん遠ざかるヴィオラと違って、無理して勝ちに来なくていいわけです。
すると前に出てこなくていいぶん、守備は常に整えてきますよね。
ヴィオラは現状決め所がないので、とりあえず手数をかけるしかありません。
でもやっぱり決め所がないのでダラダラします。
敵は守備が整っているので、簡単には崩れません。
そうこうしているうちに横パスを奪われ、カウンターを浴びて失点です。
というパターンが目に浮かびます。
この間のヴェローナ戦もカリアリ戦もそうですが、ヴィオラは相変わらずカウンターやられると面白いようにシュートまでもっていかれます。
守備の時に縦移動しか出来ないので、ちょっとリズムずらされたり、横移動から縦パス入れられたりするともうついていけないんですね。
おまけにカピターノが前節ディ・カルミネから受けた肘打ちのせいでしばらく離脱しそうです。
なんとかなりませんかね守備。
唯一絶対的なポジディブ要素としてあげていいのは、バルトロメイ・ドラゴフスキという神がゴールマウスに構えていることでしょう。
何あの子。
どうしちゃったの。
スポルティエッロの控えやってた頃とは比べものにならないんだけど。
彼はそのうち3000万ユーロ以上の値をつけてステップアップを果たすでしょう。
年齢もまだ22歳と若く、昨季のドンナルンマやシリグ並みに決定機阻止してますからね。
また、ステップアップといえば、ミレンコビッチがバルサとアトレティコから興味を持たれているようですね。
サビッチを思い出します。
また、今節よりプルガルとカストロヴィッリが戻ってくるという朗報もあります。
カストロヴィッリには既に多数のビッグクラブからの関心の報道がありますね。
当然でしょう。
ぶっちゃけ今移籍してもポジション奪ってしまえるだけの力はあるんじゃないかと思いますが、契約も延長したことですし、もうしばらくはヴィオラにいてくれるかなと楽観してます。
例に漏れず3-5-2でいくのなら3バックはヴェローナ戦と変わらずでしょう。
ヴェヌーティが酷いパフォーマンスだったので、右にはリローラ、左にダウベルトでしょうかね。
とまぁ、いつも通りです。
代わり映えしませんね。
論点は2トップのところでしょう。
リベリーは間違いなく入るとして、相方です。
ヴラホビッチ、ペドロ、ケヴィン、ソッティルといますが、予想がつきません。
僕はヴラホビッチを贔屓にしてるのでヴラホビッチでいってほしいのですが、他のヴィオラサポの意見を見ていると、ペドロに期待する声が多いようです。
ケヴィンは開幕ナポリ戦でとんでもないゴラッソ決めてますが、その後のパフォーマンスはイマイチ。
これは途中出場でリベリーの代役を任されてしまっているからというのもあるのですが、チームとしての成長を図るのならヴラホビッチかペドロだと思うんですよね。
ここで中途半端な起用を続けているようなら、2つの大きな才能を腐らせてしまいかねないので、そういう意味でも彼らをどう使うのが一番輝くのか、早めに見つけてやりたいです。
まずペドロがどういうタイプの選手なのか分からないのですが。
見ていると、ヴラホビッチは決して裏に抜けるのが下手な選手ではありませんし、かつ単独突破からチャンスを作るのが得意そうにも見えません。
プリマの試合ではフィニッシュに長けていることは分かります。
だからアイデアがあってラストパスに長けるリベリーと組むのは妥当な気がするんですよ。
モンティエルとの相性がいいのもそういう部分なのかなと思いますし。
もっと言えば、カストロヴィッリがもう一皮向けた時にヴラホビッチも同時に輝くのではないかと思うんです。
こうした模索がいつまで続くかによって、今季に向かう先も変わります。
あくまで再建のシーズンだと高を括るのか、あるいは。
サポーター心理として、僕はこのメンバーで戦うことの出来る一度しかない19-20シーズンを終わる前から投げ出したくはない。
ダボやテレオーも大好きだったんですよ僕は。
今だって。
だからこそ、チームを任せられる指揮官に率いてもらいたいと思いますし、現状モンテッラはそれに値しないと思ってます。
これを払拭するのはプラデの会見でもコミッソの信頼発言でもなく、モンテッラ自身による勝ち点3の積み上げでしかあり得ません。
10位で健闘しただなんて笑わせるな。
それで満足なのかフィオレンティーナ。
下向いてるヒーローなんて見たくないんだ。
アルテミオ・フランキには、ブーイングより歓声が似合うよ。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。