アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

2019年のフィオレンティーナ

年末ですね。

勝ったら選手採点しようと思って、もうしばらくになってしまいました。

ちゃんと全試合観てます。

つまらない試合を、文句言いながら。

全くチームにも自分にも呆れます。

 

 

昨季ピオリに代わってモンテッラが途中就任し、結局一勝も出来ぬままシーズンを終えました。

そして迎えた19-20。

監督交代はせず、コルヴィーノをプラデに代え、デッラ・ヴァッレがコミッソに代わり、新チームとなりました。

プレシーズンで若手のWGが豊作であったということもあり、4-3-3でチームが始まります。

開幕ナポリ戦は善戦しますが、守備の脆さと地力で敗れ、続く第2節ジェノアにも全く何も出来ずに2-1で連敗します。

とにかく守備が脆すぎるヴィオラ

よりによって第3節は昨季王者のユヴェントス戦です。

 

ここでモンテッラは変化を加えます。

3-5-2のダブル偽9番なるフォーメーションで臨んだのです。

これがユーヴェ相手にまさかのヒット。

敵がアクシデント多発で交代カードを切りまくったこともあり、相手攻撃陣の狙いを全てシャットしてしまいます。

得点には至らず、スコアレスドロー止まりでしたが、当然世論は「あれ、これ強くね?」となります。

これで味をしめたモンテッラ

結局解任までこの対ユーヴェ用の3-5-2を捨てきれないままクリスマス前にフィレンツェに別れを告げることとなります。

 

全部モンテッラが悪いとは言いません。

どう考えても選手が悪い場面もあります。

ただ、やはり引き出しの少なさと選手起用の面で不満は残ります。

あの酷い状況でチームを率いてくれたことには感謝します。

ただ、結局そのシーズンは0勝。

新選手を揃えて臨んだ新シーズンも降格圏争い。

結果に対して責任を取るべきはやはり監督なので、これに関して同情の余地はありません。

悲しさや寂しさはありません。

むしろフロントの判断が遅すぎると思います。

さらばモンテッラ

おそらく今度は敵として、またAの舞台で相見える日を楽しみにしています。

 

 

では、少し早いのですが、19-20上半期採点です。

 

ドラゴフスキ 7.0

ほんと良くやってる。彼を責められる人間は人間じゃない。守護神がドラゴフスキじゃなかったら本当に降格圏にいた。フィールドプレーヤーは全員ドラゴに土下座した方がいい。下半期もよろしくお願いします。

 

テラッチャーノ 6.5

とんでもない不調期にコッパで出場。Bのチッタデッラ相手とはいえ、安定感あるセービングで何度もチームを救った。バックアッパーとしては申し分ない。

 

ペッセッラ 5.5

肘打ちを受けたせいで出場出来なかった数試合が悔やまれる。カピターノはペッセッラしかいないと思っているが、守備の統率という面ではまだまだ。時折見せる軽い守備はDFリーダーとして致命的。

 

ミレンコビッチ 5.5

今季から本職であるCBでの起用に。そしてゴールゲッターとしての才能も開花。ゴール前でとても頼りになる。しかし展開力は現代サッカーに求められるレベルに到達しておらず、守備でもボールウォッチャーになることがちらほら。メガクラブからの関心も報じられていることから、1月の動向には注目が集まる。

 

カセレス 6.5

3-5-2を始めた頃は紛れも無い一等星の輝きだった。ダウベルトの裏と中央をバランスよく守るポジショニングと最後まで体をぶつける熱い姿勢でヴィオラサポーターの信頼を得た。

 

ラニエリ 5.0

チャンスは一度でなかったが、イマイチ活かしきれずに終わった。現状ではただのレギュラーメンバーの下位互換で、CBでもLBでもスタメン奪取には至らない。

 

チェッケリーニ 6.0

ペッセッラやカセレスの代打で出場。決してパフォーマンスが良かったとは言えないかもしれないが、正直思っているほど穴にはならなかった。と、いう意味での及第点。

 

ヴェヌーティ 5.0

左右できる強みを活かして何度も出場機会を得たが、あまりにも守備が軽すぎるため、必ず抜け穴になった。ただ、ヴィオラで通用しないとは思わないので、もう一皮剥ければ大きな戦力にはなり得ると思う。他クラブに出す必要は、個人的にはない。

 

リローラ 5.5

攻撃の面では良さが見え隠れしているが、フィニッシュに繋がる場面はさほど多くない。守備面での最後の粘りで評価できるところはあるものの、それも実は自分がマーク外して招いたピンチだったりする。とはいえヴェヌーティよりも前線との連携面は良いと思うので、このまま起用は続けて欲しい。

 

ダウベルト 6.5

ダウベルトがいなければ上半期どうなっていたことか。インテルからやってきた時に落胆した自分を5回殴りたい。ぶっちゃけそろそろ単調さが隠しきれなくなってきているが、それでもそこが起点になっていることは事実である。

 

カストロヴィッリ 7.0

舞い降りた天使。中盤で推進できる技巧派で、自ら得点も狙いにいける。ボールを置く位置が非常に巧みで、敵から上手く隠しながらひらりひらりとかわしてしまう。どこに出しても恥ずかしくないが、どこかに出て行ったらその後のヴィオラが恥ずかしいことになってしまうので本当お願いここにいて。

 

プルガル 6.0

チャンスメイクは言うに及ばず。しかしもう少しクリーンに守備をしたい。ゲームメイクの面ではバデリにメインを任せていたが、あれをプルガルが出来ないものだろうか。ポテンシャルを考えれば、まだまだやれる気がする。FKは正直あんまり入る気がしない。

 

バデリ 5.0

帰ってきたモンテッラの愛弟子も、ワンシーズンの不遇の時を経て限界を迎えたか。中央でプレッシャーをかけにくる敵をその場で一周回ってかわす得意のターンが僕はとても好きなのだけれど、守備の面でも組み立ての面でもパフォーマンスには疑問符。

 

クリストフォロ 4.5

好きだったので期待していたが、残念ながら限界だろう。判断力も技術も必要水準にない。

 

ベナッシ 5.5

チッタデッラ戦のドッピエッタは見事。しかしリーグでは見せ場を全く作れず。今のダウベルトのクロス任せやリベリー任せの攻撃だと、中盤から隙を見てDFラインの裏をついたり、セカンドボールをヌルッと奪ってフィニッシュする狡猾なプレーが活きない。

 

キエーザ 5.0

リベリーと共演できた数試合のみ前線からの鋭いプレッシャーと得意のショートカウンターが活きたが、それ以外はお話にならない。チームのエースがこれで良いわけがない。しかしこれは起用法がキエーザに合ってないと言う面もある。ある意味では犠牲者。

 

リベリー 6.5

出場した際の攻守に献身的な姿勢と流石としか言えないボールタッチやフィニッシュは文句なし。ただ、怪我や審判への暴言?による出場停止処分を考えれば、7.0とまでは言えない。

 

ボアテング 5.5

最初のナポリ戦は見事なゴラッソだったが、以降は中途半端な出来。フィジカルのわりに収まりが悪い。ゴール前でボールを受けた時の迫力はあるものの、今のヴィオラにそこまでいく余裕がないため、パフォーマンスとしては物足りなさが先行してしまった。

 

ソッティル 6.0

WBとして出場した試合以外は良かったと思う。モンテッラのお気には召さなかったようだが、裏への抜け出しも狙いすましたカットインシュートも個人的にはかなり魅力。ここで終わる若手ではない。

 

ヴラホビッチ 5.0

モンテッラのお気に入りで、何度もチャンス得た結果が年末になってようやく現れ始めた。序盤は何も出来ない試合も多かったためこの採点結果にしたが、シーズン後半大きく化ける可能性もある。

 

ゲザル 5.0

どこで出場しても中途半端。独特なリズムのドリブルはあるが、単独突破からフィニッシュやラストパスに持ち込めるというわけでもなく、周りとの連携がそれほど良いようにも見えない。ソッティルより重用されていたのが謎。

 

その他の選手に関しては、出場時間等の関係により採点不可。(忘れてる場合もあります)

 

 

来年からはイアキーニ新監督のもと、新たなフィオレンティーナとなって残りのシーズンを戦います。

泥舟の操舵手を引き受けてくれたイアキーニに感謝します。

始まる前から監督批判するつもりはありません。

ただ、フロントに対して、どういう人選?という疑問は投げかけたいところです。

...残留......出来るかな.........

......みんな強いのズルいや.........

 

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。