アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

上半期ベスト11

久保建英マジョルカ移籍により、ほんのちょーっとだけプレーしてる様子を覗いてみたり、プレミアのビッグマッチをTVで流してみたりしています。

が、僕...というか我々変態セリエサポにはやっぱりカリアリvsボローニャとかの方が面白いんですねぇ。

実際あの試合は素晴らしいゲームだったのですが。

 

というわけで、相変わらず僕はセリエばかり観てます。

仕事の関係で多忙な毎日なので、仕事も暇だった去年と比べると他クラブの試合を観る量は多くないですが、でもちょこちょこチェックしてます。

というわけで、ここまでのセリエAベスト11でも書こうと思います。

そのうちWSDあたりからそんな特集が組まれると思うので、比較ですね。

もう組まれてるのかな?

 

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僕セレクトの上半期ベスト11です。

適正ポジションでない選手もいますが、そこはご愛嬌で。

アタランタマリノフスキやイリチッチ、インテルラウタロなど、他にも入れたかった選手は沢山いますが、今回はこういう選出にしました。

 

GKはシュチェスニー

ブッフォンと出場機会を分け合ってはいますが、今のシュチェスニーを観てユーヴェの穴だと言う人は多分ユーヴェの試合観たことない人だと思いますね。

安定感は増すばかりで、文句のつけようのないパフォーマンスです。

他にも優れたGKは沢山いますが、世界で最も過小評価されているGKの一人である彼を選びたいと思います。

 

CB1人目はローマからスモーリング。これは文句なしでしょう。

セリエ1年目でDFリーダーだったマノラスの穴を完璧に埋め、安定感あるパフォーマンスでローマの最終ラインを支えています。

デ・ロッシやマノラスの退団による不穏な空気を消し去ったのはスモーリングではないかと思います。

 

2人目はボヌッチを選びました。

シーズン序盤、まだ頼りなさがあったデ・リフトを補いつつ、怪我で離脱したキエッロの穴を感じさせないリーダーシップを見せています。

ネタ的な扱いをされがちですが、実力的には間違いなくセリエ屈指です。

シュチェスニーとの連携も取れてきているのでしょうね。

ヴィオラボヌッチシュチェスニーを突破できずにスコアレスドローに終わりました。

 

LBにはアラタンタのゴセンス。

LWBが本職ですが、フォーメーションの関係でここで選びました。

アタランタの攻撃的なスタイルを体現している選手で、自身で仕掛けることも出来れば、フィニッシュに向かう事も、嫌らしい弧を描く鋭いクロスを上げることも出来ます。

前線や中盤との連携の部分での相性が抜群で、攻撃の判断がとても良い。

アタランタはCBとGK以外全員点取る動きが出来るのが脅威ですね。

その代表格だと思います。

 

RBからは冨安を選びました。

忖度抜きでの選出です。

ぶっちゃけ今季RBが不作なんですが、そんな中でも持ち前の冷静さと頭の良さでセリエ初挑戦と思えぬパフォーマンスを披露しています。

怪我でしばらく離脱していましたが、それでも間違いなくボローニャのキーマンです。

まだ21歳ながら、パフォーマンスにほとんど波がないのが何よりの魅力だと思います。

実力的には最もビッグクラブに近い日本人じゃないですかね。

 

中盤3名は好調の3チームから1人ずつ選出。

まずはパルマのクルゼフスキ。

振り切ったカウンター戦術を強みにしているパルマに推進力が武器の攻撃的なスタイルがよくフィットしています。

まだ19歳ながら、17試合4ゴール7アシストは見事すぎます。

パルマの総得点の約半分に絡んでいるのですからね。

セリエで言えばインテル好みの選手だろうなという感じですが、実はアタランタからパルマへのレンタル。

アタランタの上層部の目は本当に凄いですよ。

 

2人目は言わずもがなカリアリからナインゴラン。

セリエサポなら予想はしていたであろうものの、その予想以上の衝撃の快進撃を見せているカリアリのエンジンです。

トンデモ弾は相変わらず健在で、攻守にファイトするスタイルも錆びついてません。

誰だよ落ちた選手って言ったの。

トラウマだわ。

 

3人目はラツィオよりルイス・アルベルト

素晴らしすぎて文句のつけようがない。

ユーヴェキラーと言って差し支えないと思います。

試合出るたびにアシストしてる。

ファイナルサードでの創造性が昨季までよりもさらに一段階レベルを上げていて、チームの完成度の高さをそのまま体現しているなと思います。

ラツィオの好調は彼無くしてあり得ないですね。

 

トリデンテは左からルカクインテル)、インモービレラツィオ)、ベラルディ(サッスオーロ)。

まずルカクですが、適正ポジションでないのは許してください。

ラウタロと迷ったのですが、セリエ1年目でここまでやれるというのは見事だなぁということでルカクにしました。

ラウタロとの相性も良いです。

トフィーズにいた頃はまだ荒削りで、ターゲットマンやってたこともあってフィジカル頼みの脳筋タイプかなと思ってたんですけど、めちゃくちゃ賢いプレーしますねルカク

賢いっていうか、狡猾?

DFとの駆け引きも上手いし、引いて受けるのも上手い。

周りを活かせるCFだなと思います。

 

インモービレは文句ないでしょ。

2位と5点差の17得点で得点ランキングトップですよ。

16試合17得点。

なんだよそれ。

シモーネ・インザーギラツィオの完成形ということなのでしょうかね。

 

ベラルディは怪我での離脱もあって迷ったのですが、ずっと期待の若手だった彼がここにきて一皮剥けた感があるので、選びました。

13試合8得点という目に見えた結果を出せているのも素晴らしいのですが、これまで課題だったムラの多さが今季全然ないんですよね。

カプートが加入して2トップになったのも大きいと思いますし、3トップでも左に変態ボガが入ったことで自由度が増したのもあると思います。

シーズン後半もこの調子が維持できれば、いよいよステップアップの時かもしれません。

でも個人的にはサッスオーロにいて欲しいな。

 

 

サポーター心理的カストロヴィッリやリベリーも入れたかったのですが、クラブの現状を考えれば上の選手を押しのけるには至らないでしょう。

今季のセリエは本当に面白いと思いますよ。

今季のヴィオラは本当つまらんけど。

 

カリアリパルマの躍動で欧州争いは激化し、新選手と新監督の下でユーヴェと互角以上のスクデット争いを繰り広げるインテルと、そこに食らいつく進化したラツィオ

フォンセカの哲学を素早く浸透させてペトラーキによる的確な補強で相変わらずの強さを見せるローマ。

毎度抜群の破壊力で殴りかかってくるアタランタはCLでグループリーグも突破しちゃいました。

 

一方でスクデット候補とされていたナポリが内部分裂によって不調となり、昨季フィジカルと鉄壁を武器とするサッカー(ラグビー)で数多のクラブを地獄に落としたトリノもイマイチ乗り切れず。

お馴染みミランフィオレンティーナは見事なポンコツっぷりで頭を抱える毎日です。

 

ここまでハイレベルなチームが揃っているのに加えて、ヴェローナレッチェといった昇格組も奮闘しており、降格争いも激化しています。

最終順位の予想が全くつきません。

今季のセリエは本当分からん。

 

でもまぁ、とにかく、

セリエAは今季も面白い。

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。