ヴィオラの宝石たち
連日のメルカートのゴシップには、キエーザの移籍先の話ばかり出てきます。
インテルか?ユーヴェか?みたいな。
僕はどっちにも行ってもらいたくないのですが、どっちかと聞かれたら無論インテルですね。
本当は国外移籍でレアル・マドリーがいいんですけどね。
そうはいかないでしょう。
ユヴェントスはね、言及するのもあれなんですが、放出候補にベルナルデスキ、獲得候補にキエーザ&カストロヴィッリってね。
形容する言葉が見つからないくらい腹立ちますね。
炎上したくないのでそんな荒れた文体で書くことはしませんが、本当気持ち悪いし大嫌いに拍車がかかってます。
とまぁ、そんなメルカートの愚痴を書くと、どこからか読んでくださった方々が「そういうもん」とか「金払ってんだから当たり前」とか挙句の果てには「選手の問題」とかそういう感想をもらったりするんですが、僕は自分の応援するチームの大好きな選手の移籍の問題をそんな俯瞰して捉えることなんて出来ません。
自分のチームのエースを引っこ抜かれて悔しくないわけないだろ!!!!!
はい...というわけでね、今僕は少々怒っているわけであります。
少々というか、とても。
それはまぁいいんです。
まだ何にも決まってませんし、この時期の報道なんてどうせ全部飛ばしなんですから。
折角なのでもうちょっと愚痴ろうと思います。
インテルはインテルでナインゴランとダウベルトと金銭でキエーザを狙うようなこと書いてありましたね。
ユーヴェもルガーニやらロメロやらを差し出すとかなんとか。
これもね、まぁ上位陣からすれば取り引き上手というか、当然のメルカートの動き方なんでしょうけどね。
僕はね〜、このチームの余剰戦力を差し出して替えのきかない主力を引き抜こうとしてくるのがとても気に入らないんですよ。
理屈云々はどうでもいいんです。
ただ、僕が面白くないという話です。
さて、色々と無駄口を叩き過ぎました。
ヴィオラの話に戻りましょうか。
おそらく今キエーザよりホットなのがカストロヴィッリだと思います。
シーズン始まる前には他サポに全く認知されていなかったのに、今となっては注目の的ですよ。
ボールを体の一部のように扱う優れたテクニックとそれを最大限に発揮する敵との距離感覚、落ちない運動量に得点能力。
何より素晴らしいのが、試合毎のパフォーマンスが全く変わらないこと。
ボルハ・バレーロ並みの安定感です。
彼も様々なクラブから狙われているみたいですが、彼自身はというと、先日コリエレのインタビューにて「ヴィオラのバンディエラになるのが夢だ。アントニョーニと同じキャリアを辿りたい。」と話しています。
アントニョーニというのはキャリアのほとんどをヴィオラで過ごした「フィレンツェの至宝」と呼ばれる伝説のゲームメイカーで、長年10番をつけてきた選手です。
今はヴィオラのフロント入りしてます。
その彼と同じキャリアを辿りたいと言ったのです。
「バンディエラになりたい」
その言葉がサポーターにとってどれほど魅力的か、カルチョファンの皆さんには分かっていただけるはずです。
ただのリップサービスかもしれません。
一年後にはどうなるか分かりません。
でも、そう言ってくれた彼を信じたくなってしまうじゃないですか。
それからもう一人。
ヴィオラの宝がご存知ヴラホビッチです。
彼もインテル戦の同点ゴールで一気に名をあげました。
まだまだ発展途上な部分は多々ありますが、試合を経る毎に確実に成長しているのが見えて、それが何よりの楽しみでもありました。
彼についてはローマからの関心が報じられていましたね。
しかし、彼もヴィオラへの忠誠を誓っています。
フィレンツェに自分の名を刻み、何かを勝ち取りたい、長くフィレンツェにいることを確信していると話していますね。
ヴラホビッチも常にヴィオラ愛を公言していて、残留発言を貫いてます。
契約延長はしたんだっけ?する予定なんだっけ?ちょっと忘れました。
でも何かそのあたりもポジティブな話があったはず。
是非、ヴィオラで得点王とってチームのエースとして暴れていただきたい。
そのポテンシャルは十分にあるはずです。
最後にもう一人、ヴィオラの宝となる選手を紹介しておきます。
このブログを読んでくださっている他サポの皆さんにお土産です。
そのうち有名になるはずなので、先に覚えておいて俺は前から知ってたぞというマウントとるのに使ってください。
プルチーニ(U11)の頃からフィオレンティーナに所属する正真正銘のヴィオラっ子、クリスティアン・ダッレ・ムーラです。
各年代別代表にも飛び級で呼ばれ続け、常に柱として活躍してきた選手で、現在18歳ながら今季トップチームにも呼ばれています。
知った風に書いてますが、まだ僕もプレーを見た事はありません。
La Giovane Italiaによると、長短のパスで攻撃の起点になれ、足元の技術やエアバトルにも優れた現代型のCBなんだそうです。
今季中にもデビューの可能性があるみたいなので、注目してみて下さい。
あと全然関係ないんですが、どの選手のインタビュー読んでも、チェッケリーニとヴェヌーティがロッカールームの盛り上げ役というか、愉快な奴だと言ってますね。
こういう選手ってとても大事だと思います。
特にチェッケリーニは今季バックアッパーとして申し分ない活躍を見せていましたし、年俸の面でも負担は少ないので、このまま彼が今の立場を良しとしてくれるのならば是非長くヴィオラにいて欲しいです。
この先、叶うならずっと、ヴラホビッチやカストロヴィッリにはフィオレンティーナのシャツを着ていて欲しいですね。
失われつつあるバンディエラにもし彼らがなってくれたならそんなに素晴らしいことがあるでしょうか。
やっぱり、僕にとってフィオレンティーナは浪漫です。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。