ホーム開幕戦、トリノ相手に2-1で勝利。
ニコちゃんとヴラホビッチの見事なゴールで、ほとんど危なげなく勝ち点3を得ました。
昨季のような「とりあえず蹴っておけ」的なクロスは無く、狙いをもって、最適なタイミングで繰り出されるサイド攻撃は明らかに脅威となっていたと思います。
前半すぐに退場者を出したローマ戦では気付けなかったこともあります。
カジェホンの有用性です。
右サイドでラインブレイクを狙って動き、ボナヴェントゥーラとスペースを上手く使って敵陣を崩していこうとする姿は昨季の行方不明になっていた様子とは異なっていました。
さらに途中から出てきたソッティルも自身の価値をアピールするのに十分な出来だったと思います。
フィニッシュに甘さはあれど、時間を使いつつ敵の攻め込みを回避したい終盤にドリブルで敵を翻弄し、自陣から遠退けながらファールをもらうプレーが出来るのは大きいです。
格下相手であれば先発起用でも十分やれそうですね。
ニコちゃん、カジェホン、ソッティルの3人はローテーション組んでもやれそうです。
いやニコちゃんはちょっと外せないか...
さらにここに噂通り即戦力級のRWGが加入すると、左をニコちゃんとソッティル、右をカジェホンと新選手で使い分けることが出来ます。
具体的にはオルソリーニやベラルディですね。
なんという豪華な...
他クラブにとってはたまったもんじゃないだろうと思いますね。
そうはいっても、ここまでヴィオラは派手な補強を進めてますので、そんな余裕ないだろと思われます。
大きな放出はリローラとペッセッラくらいで、ミレンコビッチもヴラホビッチも残留し、さらにトレイラやニコ・ゴンザレスなどの獲得。
経営面は大丈夫なのかという話になるのですが、昨日のオンラインヴィオラ会によると、これが意外と大丈夫なんだそうです。
というわけで、僕も分かる範囲で移籍による今季の収入と支出をまとめてみました。
【放出による収入】
ハンツコ 250万
ペッセッラ 350万
キエーザ 700万(レンタル)
チェッケリーニ 300万
ペドロ 230万(6分割2回目)
リローラ 650万(+ボーナス650万)
ラフォン 700万
合計 3180万(+ボーナス650万)
【獲得による支出】
ナスタシッチ 200万
ニコちゃん 2300万(+ボーナス400万)
トレイラ 150万(レンタル)
合計 2650万(+ボーナス400万)
つまり、このままいけば、支出放出ともにボーナス込みだと780万ユーロの黒字。
オドリオソラのレンタル料がどうかは不明ですが、仮に数百万ユーロだとしても問題にはならないでしょう。
さらに、ダンカンにはヴェローナ行きの噂がありますね。
移籍先がどこであれ、飽和してる中盤の1人の放出が実現すればそれなりにお金になるはずなのでさらに余裕ができます。
来季にはキエーザの完全移籍にかかる4000万ユーロ+ボーナス1000万ユーロもあります。
トレイラを完全移籍で獲得してもまだ全然動ける金額です。
さらにヴラホビッチが移籍するとなると、流石に今季求めた7000万ユーロなんてふざけた額は出してもらえなくなるでしょうから、少なく見積もって3000万ユーロとして、後釜確保には十分です。
こうして考えてみると、今季のうちにベラルディ獲得するほどの余裕があるようには見えませんが、オルソリーニなら手が出そうな気もしますね。
仮にカルネヴァーリに義務付きレンタルとかで許してもらえるなら、ベラルディでも引き抜けます。
というわけで、今季のヴィオラはかなり厄介です。
ポゼッションに意図があり、攻撃的で美しいかつての姿を取り戻しつつあります。
ここまで補強したら目標10位なんてのは甘えです。
欧州大会出場権を狙いに行きます。
観客の戻ったアルテミオ・フランキは美しかった。
13分には今季も変わらず拍手がありました。
インテルやラツィオも早々から強さを見せていますが、ヴィオラも負けていられません。
今季のヴィオラは厄介だぞ。
次節の相手はアタランタ。
スクデット候補筆頭に打ち勝って、勢いつけたいところですね。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。