気がつけば23-24シーズン開幕間近となりました。
昇格組とはいえ、メルカートの動きを見ていると、あまりイージーだとは感じられません。
まずはそこから見ていきましょうか。
この夏、ジェノアが補強したのは現時点で多分8人。(間違ってたらすいません)
左のWBですね。
昨季はリーグで28試合出場5ゴール3アシストと上々の成績を残してます。
先日のコッパ・イタリアのモデナ戦でも、TUTTOmercatoWEB.comのpagelleで6.5の評価を受けてます。
FKも蹴れるようなので、クロスの精度も期待できるのかな。
それからテルナーナのストライカー、ファビッリ。
前線の真ん中の選手で、昨季はセリエB26試合出場の9ゴール。
テルナーナのシーズン最多得点選手です。
CFの控えになると思います。
3人目はアスコリからベテランGKのニコラ・リーリを獲得。
昔ユーヴェにいた選手らしいです。
元々いたGKのマルティネスとポジション争いですね。
コッパではリーリの方が使われています。
4人目が曲者。
ヴィオラも狙っていたと言われているマテオ・レテギです。
コッパでは2G1Aの大活躍。
エリア内で最短でシュートまで持っていくのが非常に上手いです。
この手の選手にヴィオラはやられがちなので、嫌な予感しかしません。
好きなタイプの選手なんだよなー。
ヴィオラ以外を相手に活躍して、アッズーリ常連のストライカーになってもらいたい。
さらに、元サンプのトルスビー。
実力は疑いようもないですね。
ドイツでは出場機会こそ得ているものの、先発ではあまり使われてなかったようです。
6人目にエンポリにいたデ・ウィンテル。
SBやDMFも出来るようですが、主戦場はCB。
加入したのは最近ですが、モデナ戦の守備を見ていたら、もしかすると初戦から出番があるかもしれません。
言わずと知れたサイドアタッカーですね。
3-5-2のジェノアではどこで使われるんだろう。
クロトーネの時は同じ布陣でインサイドハーフだったかな。
最後に悪夢ルスラン・マリノフスキです。
公式はまだですが、もう決まったと見て良さそうです。
本当になんで戻ってくるんだよ。
トリノ行かれるよりまだマシか...
またあの左足に怯えなければいけないと思うと嫌ですね。
ただ流石に初戦には間に合わないと思うので、後半からも出てこないことを祈ります。
さらにセリエBで11ゴールのFWグドムンドソン、元ヴィオラの中盤のバランサーであるミラン・バデリ、元ローマのストロートマン、昨季クレモネーゼにいたヨハン・バスケス等、セリエAではお馴染みの名前も揃ってます。
気合い入ってますね。
上位争いとまでいかなくとも、もしかしたら10〜13位くらいに入ってくるかもしれませんよ。
個人的にはまたバデリがセリエAで見られるのが嬉しいです。
今でも大好きな選手なので。
さて、一方のヴィオラですが、今季は何故か例年にない売り上手。
ついて800万ユーロくらいかと思っていたイゴールはボーナス込みで約2,000万ユーロでブライトンへ。
ECLで得点王もカンピオナートでは2桁乗らなかったカブラウが2,500万ユーロでベンフィカへ。
LSBの控えのテルジッチが800万ユーロでザルツブルクへ。
完全に戦力外でヴィオラで試されることもなくレンタルでたらい回しにされていたラスムッセンは300万ユーロでブロンビーへ。
これだけで合計5,600万ユーロの収入です。
一方、現時点での支出は、
テルジッチの後任にパリージを1,100万ユーロ。
アルトゥールのレンタルでボーナス込み400万ユーロ。
若手MFインファンティーノが350万ユーロ。
ストライカー2名、エンゾラとベルトランにそれぞれ1,200万ユーロと2,500万ユーロ。
GKのクリステンセンに600万ユーロ。
合計6,150万ユーロですね。
赤字に見えますが、さらにユヴェントスから謎の移籍金(分割払い)が入ってくるので、実は非常に良い経営をしています。
あと補強したいのはCBとDMF、余裕があればWGですが、ここからは選手を売らないと買えません。
候補筆頭はアムラバト。
それからバラク、クアルタですね。
アムラバトは昨冬の時点でもう移籍する気満々だったので、ヴィオラで続けるモチベないし早くどこかに引き取ってもらいたい。
まず冬にバルセロナが金ないくせに選手本人に余計なちょっかい出してその気にさせちゃった上、当然の如く移籍が実現しなかったという最低ムーブをかましてくれたのがかなり大きな原因なんですよね。
ほんと鬱陶しいですよね。
経営的にもかなり黒寄りのグレーっぽいし、ほんと一回大きく痛い目見ないかな。
クラブの動きは本当失礼なのにファンのプライドは何故かやたら高いんですよね。
いい加減にしてくれよ。
お金がちゃんと出せるところだけちょっかい出してくれよ。
バラクについては、戦力ではあるんですが、今のフォーメーションだと多分バラクを100%活かし切ることが出来ないんですよね。
ある程度移籍金が入るのであれば、放出した方が双方のためになるのではないかとも思います。
それからクアルタは個人的に好きなので残って欲しいんですが、パフォーマンスにムラがあるので、CB陣の中では放出候補になるでしょう。
このあたりがある程度移籍金が望めそうな選手。
あと余剰戦力として、CFからココリンかヨヴィッチのうち片方は放出濃厚でしょうか。
すると予想布陣は以下のようになります。
こう見ると、あまりにもDMFが脆弱すぎて心配になるのですが...(トレイラ恋しい)
あとLWGが心配ですね。
ブレカロは正直ここまで戦力外、ソッティルは怪我がちでいまひとつ成長しない。
期待はサビリ、それからインファンティーノです。
この2人はプレシーズンマッチの様子だと戦力になってくれそう。
どう考えてもカストロヴィッリの離脱が痛すぎるのですが、もうそれは嘆いても仕方ない。
背番号も17に変わり、おそらくこのままサヨナラだと言われてます。
でも、そのままスルーじゃなくて、インスタで「新しい背番号で再スタートする。どの番号でも、自分の献身と責任は変わらない」とわざわざファンに向けて声をあげた彼自身のことを信じたいじゃないですか。
冬に帰ってこいよ。待ってるぜ。
そういうわけで、このメルカートの点数は70点です。
なんだか怪我で離脱するメンバーの多そうなスカッドなので、そこだけ気をつけてほしいかな...
カンピオナートのノルマはECL出場権獲得、目標はECL優勝&4位以内。
ここまで結果を残してきたイタリアーノに期待します。
まずはジェノア戦、勝ち点3持ち帰ってシーズン開幕といきましょう。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。