決戦ベルガモ
なんだか急に冷え込んできましたね。
僕は秋物好きなので、一枚上着を羽織って出かける今くらいの気候が好きです。
一方で昼夜の寒暖差に体調を崩しそうにもなります。
皆様もお気をつけて。
さて、アウェー・ベルガモと言えば、95%のセリエファンが苦笑いします。
そこにはある種ジュゼッペ・メアッツァでのミラノ戦やアリアンツでのユーヴェ戦よりも嫌な雰囲気があります。
アタランタよりもユーヴェやインテル、ナポリの方がチームとしては強いはずです。
しかし何故かベルガモのアタランタにはそれ以上の怖さがあります。
思うに、おそらくそれはアタランタが最近強くなったチームだからです。
アタランタよりもフィオレンティーナの方が上だと、潜在的に感じてしまっているからです。
それなのに全く歯が立たずにやられた試合を思い出し、「まだヴィオラの方が上だ」という願望を叩き折られたような気分になるからです。
そろそろ彼らがCLで戦うクラブであることを認めなければなりません。
そんな彼らがCL初戦で大敗を喫したことにはアタランタというチームの経験値の無さとセリエAというリーグの未完成な部分を見せつけられた気します。
前者はこのままアタランタが欧州を争い続けることで払拭していけるのなら良いのですが、クラブ規模的にどこまで実現可能かは疑問符がつきます。
サッカーというのは常に総力戦なので、ピッチに立つ11+3人だけが良い選手であれば勝てるという程単純なものでもないのです。
この大舞台での経験値の無さがリーグにも影響してくるようなら、アタランタは次の一線を落とすでしょう。
そんな簡単に崩れきってくれるようなチームじゃないのが難点ですが。
僕はアタランタが強いと言い続けてきましたし、他のサポーターもそう言ってました。
でもきちんと「自分のチームより上だ」と認めるのには大きな勇気が要ります。
僕らは格下として、昨季の屈辱を晴らしに行かねばなりません。
ナポリやユーヴェ相手に善戦したとは言え、結局現在の順位は19位。
つまりはこのまま現状に満足し続ければ待っているのは昨季と同じ降格争いです。
そうならない為にここで絶対に勝ち点3をとっておかねばなりません。
何よりここで勝てなければELラインとの差が早くも6以上に広がります。
それはなんとか避けたいところ。
アタランタはその直接的なライバルですから、大袈裟に言えば今季の最終目標を決めるにもなり得ます。
アタランタのサパタ&パプ・ゴメス&イリチッチ のトリデンテを止める一番の方法は彼らにボールを渡さないことです。
つまり必要になるのはフロイラー、デ・ルーン、パシャリッチのうち2名を相手にした中盤制圧です。
するとカストロヴィッリ&プルガル&バデリの3枚はアンタッチャブルでしょう。
気になるのはFWで、3-5-2なら前線にユーヴェ戦で決め切れなかった反省を活かしてゴールに向かえる選手を置きたいところ。
ダウベルトやリローラのクロスを主として考えるのならヴラホビッチでも良い気がします。
新加入のペドロのプレーを見たことがないので、見てみたい気持ちもありますが、どうやら彼はモンティエルと共にプリマの方に向かったようですね。
そうなると布陣としてはユーヴェ戦とさほど大差ない形になるのではないでしょうか。
3バックをやるのなら、控えのCBがラニエリ、チェッケリーニ、ラスムッセンと不安しかないので、ここは変わらず補強ポイントでしょう。
LWBにはダウベルトが入るのか、他の選手が入るのか。
CBも出来るラニエリはここで使ってしまいたくないというのが僕の個人的な意見で、そうなるとテルジッチかダウベルトになるので、前節見た限りではダウベルトに軍配が上がるでしょうね。
結局スターティングはユーヴェ戦のメンバーがベストということになってしまうのでしょうか。
それに関して文句はないのですが、交代策については前節決して功を奏したとは言えなかったので、改善出来るポイントだと思います。
さっきも書きましたが、前線に誰を入れるのか、中盤のテコ入れはどうするのか、それに合わせてフォーメーションをどうするのか。
僕はアタランタ相手であればナポリを翻弄したソッティルが通用しないわけがないと思っているので、是非起用して欲しいです。
あと、なんだかんだ一番ビビってるのはムリエルの1人カウンターですね。
あれ、ウチのDF陣の誰が止められるんでしょう。
ユーヴェ戦もクアドラードにかなりやられてたので、ああいうスペース見つけてスピードで勝負してくる選手の対策は考えておかないと風穴あけられます。
お礼参りされるヴィオラは親の顔より見ました。
もう十分です。
それでは決戦の時を待ちましょう。
この週末は予定が詰まっていてミラノダービーや観るはずだったカリアリvsジェノアを観逃してしまったのですが、今夜は好カードが多いので早めの仮眠をとりつつ、ヴィオラ以外の試合もちょっと楽しもうかなと思います。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。