快進撃
ユヴェントスに惜しくも敗れたかと思いきや、無敗だったミランに敵地で泥をつけたフィオレンティーナ。
勢いに乗るかと思えば、次節昇格組のエンポリに敗戦。
なんとまぁヴィオラらしいことか。
続くサンプ、ボローニャ、サレルニターナとの試合に勝利し、今季初のリーグ四連勝を飾るべく向かう相手は曲者サッスオーロ。
デ・ゼルビが去った後、どう転ぶか注目でしたが、ディオニージは見事に引き継いでみせました。
ここまででヴィオラが積み上げた勝ち点は30となっており、個人的にノルマだと思っていたところまできています。
順位表で言えば5位。
十分すぎる成績です。
4位のナポリとはポイントにして6の差がありますが、次節の相手がミランであることを考えれば、後半戦までに勝ち点差を縮められる可能性は十分考えられるでしょう。
CL出場権の最後のひと枠をナポリと争うって、いつぞやを思い出しますね。
あの時は一度も勝てませんでしたが。
あと2節で後半戦に向けてどれだけ貯金が残せるか。
ヴラホビッチとトレイラがフル稼働してくれているので前半戦はこの成績が残せていますが、後半戦、イタリアーノの策がバレてきたり、ヴラホとトレイラのどちらかが怪我をしたりしてしまうと大きく転落する恐れもあります。
出来るなら最後の2節も勝っておきたい。
そんな中で迎えるサッスオーロ戦は、何と楽しみな試合でしょうか。
スカマッカにベラルディとヴィオラ行きの噂もある注目株との対戦です。
サッスオーロは順位表で見ればボトムハーフですが、実力で見ればトップハーフと大差ない中堅です。
ここ最近だと、ミランやラツィオ、ユーヴェに勝利し、ナポリ相手に勝ち点拾ってます。
分かりやすい大物食いですね。
格下相手の取りこぼしでこの順位ですが、ここからグッと伸びてきても誰も驚かないでしょう。
そして年内最終戦、ヴィオラに向かってくるのが、ご存じ絶好調ジョバンニ・シメオネです。
我々は恩返し弾が大好きですから、まぁやられるでしょう。
良いのです、取り返せば。
ヴェローナにはヴィオラの総得点を上回る攻撃力がありますが、一方で総失点30を数える守備の脆さもあります。
好調ヴラホビッチをもってすれば、突破できない壁ではないはず。
個人的にチェッケリーニと再会できるのも嬉しいですね。
ユーヴェ、ミラン、インテル、ナポリ、ローマ、ラツィオ、アタランタ。
この7チームをして新セブンシスターズと言わしめた昨季までのセリエとは、今季は少し違う様子があります。
上位陣と中堅の差が縮まり、さらに中堅の幅が広がっています。
サッスオーロとヴェローナに加えて、ボローニャやトリノも野心をもってカンピオナートに臨んでおり、昨季残留争いをしていたヴィオラと昇格組のエンポリはトップ7に食い込む勢いです。
これを快進撃と言わずして何と呼ぶのでしょうか。
まだ安心は出来ません。
前半戦も終えてないのです。
さらに後半戦に向けては補強の噂もありますからね。
公式発表があるまで信じられませんが、リールの技巧派WGイコネ獲得間近という報道もありますし、ローマからマジョラルを獲得するという噂もあります。
マジョラルについては直近で出場権機会を得ていることもあり、なんだか怪しい予感がしますが...
少なくともCFの控えは補強必須でしょう。
ココリンでは無理です。
レンタル組では、ラニエリがサレルニターナで不動の地位を確保しており、テルジッチが控えとして機能するかどうか確信を持てない以上、来季ヴィオラの左サイドを支える選手となっても不思議ではないです。
エンポリのジュルコフスキもここ最近出場機会を得ているだけでなく、結果も残しつつあります。
アタランタからの関心も報じられてましたね。
まだまだ先は長いですが、ここまで楽しめるシーズンは久しぶりです。
前の記事で「負け試合を引き分けにしたい」と書きましたが、なんとここまで引き分け無し。
非常に今のイタリアーノヴィオラらしい結果です。
だったら勝って3ポイントもらおうじゃないですか。
年内残り2試合。
厄介な相手ではありますが、どうしても期待しちゃいますね。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。