それは僕がフィオレンティーナを応援し始めてから初めてタイトルというものに手が届くかもしれないと感じたシーズンでした。
5年前、2013-14シーズン。
これだけでピンとくる人にはくるでしょう。
そうです。
コッパ・イタリアです。
我らがフィオレンティーナは驚異の(運の)強さで決勝までカードを進めました。
1-3で敗れた、あの決勝です。
これ、まぁトーナメントを見てみると、フィオレンティーナが倒した相手はキエーヴォ、シエナ、ウディネと微妙で、ナポリが倒した相手はアタランタ、ラツィオ、ローマ、ヴィオラと完全に妥当な敗北なんですが。
しかしまぁあの頃はELやコッパにめっぽう強かったのですよフィオレンティーナは。
というかモンテッラが。
長期戦のリーグに比べて、国内カップ戦というのは短期決戦かつほとんどが一回勝負ということで優勝は比較的狙いやすいです。
シーズン前からリーグ戦よりもカップ戦を重視するクラブはありませんが、カップ戦であれば我々のような中規模のクラブにも優勝の可能性が見えてくるわけです。
しかしこれは今回の相手にとっても同じ。
リーグ前半戦で不調に喘いだローマにとってもコッパイタリアは無視できぬ大会です。
順位的にもかなり争いの激しい位置にいるローマに比べて、ヴィオラはEL権の本命からはやや外れた位置にいます。
そしてパフォーマンス的にも今後の展開に期待ができるかといえばそうではありません。
つまり何が言いたいかというと、リーグよりは可能性ありそうなカップ戦の方が期待出来るんじゃない?ということです。
ちなみに僕はユヴェントスがどうせコッパも優勝持ってくんでしょ?とは微塵も思っていません。
ここでローマに勝って、次にユーヴェと対戦したいと思っています。
まぁまずは目先のローマ戦ですが。
カップ戦ということで、おそらくヴィオラはいつも通りフルメンバーで挑むことになるでしょうが、敵が読めません。
ミランテやクリスタンテ、クライファートらを先発で使ってくるかもしれませんし、敵もフルメンバーで来るのかもしれません。
というわけで、もう敵はこうかなと予想するのは諦めます。
ヴィオラに絞っていきましょう。
ここまでポンコツな内容のゲームを続けているフィオレンティーナですが、結果だけをみれば直近4試合負け無しとなります。
そして直近5試合で赤カードが3枚と、まるで学習能力のない展開も続いてますね。
よくこれでトリノやサンプ、ジェノア、キエーヴォを相手に4試合負け無しできたなという感じなのですが、ポジティブに捉えるならば10人でも得点を狙えるほどの力が出てきているということです。
得点の力が出てきたら急に守備力がガタ落ちするのはなんなのでしょうか。
カップ戦ということでウーゴ外して真ん中にハンツコかチェッケリーニを使ってほしいのですが、うーん、ないでしょうね。
とにかくロッソ貰わないように安心安全にプレーするのと、手でボールを触りたがる癖を治すこと(特にペナルティエリア内)。
そして後半絶対守りにいかないこと。
これで今季いくつ勝ち点落としたか分かりませんので。
中盤はしばらくリーグで使えないベナッシが出てくると思います。
エジミウソンは見たくないので、僕の先発予想という名の希望スタメンからは外しておきます。
ヴェレトゥとベナッシを前において底にノアゴールかダボ...ってこれ前と同じですね。
結局はいつも通りです。
だからいつも通り応援するだけですね。
どのクラブも掲げて嬉しくないトロフィーなどありません。
準々決勝まで来たら先を夢見るのがサポーターの性です。
久々の深夜キックオフがカルチョ感あっていいですね。
いや、どう考えてもランチタイムの方がいいな。
今度は公平なジャッジで、正々堂々勝負に行きましょう。
アルテミオ・フランキで喜ぶローマなんて見たくありません。
5年前、僕らはタイトルを夢に見た。
もう一度、今度は醒めない夢を。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。