vsジェノア 採点
今季終了。
16位。
下の下です。
でも残りました。
まだ来季も戦えます。
僕らはセリエAにいる。
ラフォン 6.0
怖いパスミスは一本あったが、クリーンシートで終えられたのはラフォンが地味で大きなセーブをしたからだ。組み立ては、しつこくバックパスする方に問題がある。
ペッセッラ 6.0
怪我から完全に復帰出来ていない中、よく守ってくれた。ジェノアに攻める気がなかったとはいえ、及第点の評価はしていいだろう。
ウーゴ 6.0
目立つ場面はなかったが、目立ってもらっては困るポジションでもある。ともあれ、クリーンシートで終えられた事についてCBを褒めないわけにはいかないだろう。
ミレンコビッチ 6.5
敵の攻撃の芽を摘む守備と不甲斐ない攻撃陣を奮起させるシュート。怖いパスミスも2本あったが、これについてはここから修正すればいい。チェッケリーニではここまで守れていなかった。
ビラーギ 6.0
ペレイラを抑える守備は見事。それほど大きなチャンスにはならなかったが、要所要所で攻撃のサポートにも入っていたのが好印象だった。
ベナッシ 5.0
行方不明。慣れないポジションでの起用であったことは同情するが、得点に絡めない位置でのベナッシの魅力は皆無だった。
ヴェレトゥ 5.5
中盤で唯一前進しようと試みていた。ただ、独力で突破を図ることのできる選手ではないため、結果としては何かを生み出すことには繋がらなかった。
ジェルソン 6.0
前半に黄カードをもらって敵の攻撃を防いだ場面は、あれがなければ前半はもっと違った展開になっていたと思う。もっと縦に繋げていきたかったが、及第点はあげられる。
エジミウソン 5.5
酷いミスはなかったが、そこがエジミウソンでなくてはならない理由がプレーの中に何一つない。攻守に中途半端だった。
キエーザ 5.5
敵のGKに防がれたいいシュートも2本あったが、試合の中で堅く封鎖されたジェノアを守備をこじ開けるきっかけも作れぬまま試合終了の笛の音を聞いた。アイデア不足。
ムリエル 6.0
ファーストシュートは見事。スピードを活かした単独突破もヴィオラの攻撃の中では最も効果的に思えた。ただ、スペースのない場所に立たされると打つ手がなくなってしまうのは課題か。
ダボ
出場時間が短すぎるため採点不可
情けなく、みっともなく、ただ他のチームの結果を頼みにドローにすがりつく。
これが今のフィオレンティーナです。
いや、我武者羅にゴールを目指していてもドローかそれ以下の結果に終わっていたのかもしれません。
でもそんなことはどうでもいいんです。
悪夢のようなシーズンが終わりました。
よく残った。
よく残ってくれたよフィオレンティーナ。
90分通して見所は皆無の超塩試合でした。
ハイライトで映すところなんて試合開始のホイッスルと試合終了のホイッスルぐらいなんじゃないかと思いますが、大事なのは内容じゃなくて結果です。
負けなかったとか勝てなかったとかそんな話ではなく、ここを落とせば最悪数年間Bでの生活が続くような気がしていたのです。
おそらく来季すぐにELを目指せるチームにはなってないでしょう。
もしかしたらしばらくは中位〜残留争いかもしれません。
それでもこの勝ち点1には意味があったといつか言えるように、僕らは歩みを進めるしかないんです。
オーナーが変わるという噂もあります。
いずれにせよチームは大きく変化することでしょう。
前を向こうとしても、ネガティブな考えはどうにも消えそうにありません。
話は変わって、『ネバーエンディングストーリー』という洋画をご存知でしょうか。
そして僕が初めて観た洋画でもあります。
その映画の中に忘れられないシーンがあります。
僕の幼少期のトラウマともいえるのですが、世界を救う旅に出た勇者アトレイユの愛馬アルタクスが悲しみの沼という底なし沼に沈んでいくシーンです。
悲しみとは、それに囚われれば囚われるほど深いところへと沈んでしまうものであり、底なし沼がそのアレゴリーとなっているわけです。
僕らがヴィオラにいつか見た夢はさらに遠くにいってしまったような気がします。
でも、遠のいただけで消えたわけじゃない。
公式戦16試合未勝利で迎える来季初戦、僕は多分性懲りも無く目標にスクデットと言うでしょう。
最終節まで情けなく戦った惨めさはここで終わりにして、次のシーズンを迎えたい。
18-19シーズンはこれにて終了です。
次は全チーム勝ち点0からのスタートになります。
メルカートで何が起きようとも、それはいつかヴィオラが手にするスクデットまでの過程にすぎません。
アトレイユは悲しみの沼を抜け、数々の試練を耐え抜いて、クタクタになるまで歩いた先でファルコンと出会います。
アストーリを失った悲しみの沼を抜け、残留争いという試練を耐え抜いて、クタクタになるまで歩いた僕らの旅路の先にはきっとラッキー・ドラゴンが待っているはずです。
今日この悔しさを忘れない。
でも、フィオレンティーナは歩みを止めない。
紫の胸にはいつかスクデットが輝く日が来ます。
まぁそうは言ってもまずは一旦小休止です。
急ぎすぎてもいけません。
僕らの旅は長いのだから。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。