U21イタリア代表でキエーザが無双しているらしいですね。
僕は試合を観てないので分からないのですが、とりあえず回ってくるゴールの動画を観ている限りめちゃくちゃカッコいいことは分かります。
やっぱ「戦力は集めてくるもの」という価値観を持っている方には理解してもらえないと思うんですけど、「キエーザは高すぎる」と言われても、僕(多分「僕ら」と言ってもいいと思います)にとってキエーザはそもそも金じゃないんですよ。
僕らにとって戦力ってのは「発掘するもの」か「育て上げるもの」であり、「集めてくるもの」ではないんですね。
そういう意味で、多分ロマニスタの方々には分かってもらえる部分もあると思います。
何が言いたいかというと、やっぱキエーザはずっとヴィオラにいて欲しいなぁっていう叶わぬ願望です。
トップデビュー戦、18歳ながらRWBとして活躍し、ユヴェントスを苦しめたこと。
キエーザ、ババカル、ベルナルデスキの下部出身3選手によるトリデンテを夢見ずにはいられませんでした。
ピオリ体制となってすぐ、途中交代の際に監督と抱き合ったこと。
多分あれがあったから僕はピオリを信じられたのだと思います。
ボローニャ戦でのゴラッソ。
僕が一番好きなキエーザのゴールです。
余談ですが、試合中、当時付き合っていた恋人から電話がかかってきて色々話を聞いているふりをしていたんですよ。
そしたら何か大事っぽい話の時にキエーザのゴラッソで僕めっちゃ声あげちゃって。
そのせいでめちゃくちゃ元恋人の機嫌を損ねたという思い出があります。
恋人といえども他人にサポーターの気持ちなんて分かりっこないなと思いました。
僕にとっちゃキエーザのゴールの方が大事。
それからSPAL戦でのゴール後のロレンツォとのハグ。
あれ観たらもうヴィオラにいてくれとしか言えない。
ピッチに戻る兄を少し照れ臭そうに見つめる弟ロレンツォ・キエーザの表情を忘れることなんて出来やしない。
塩試合をたった一本のシュートで見事な勝利に導いたアウェー、ミラン戦。
結局スカパー契約して観たのはあの1試合だけ。
でも契約して良かったと思う見事なゴールでした。
それからコッパ・イタリア準々決勝でのローマ戦でのトリプレッタ。
2点取って、後半途中で足を痛めたところで交代すると思ったんですよ。
でもピオリは別の選手を交代させた。
何やってんだよ早く出してやれよと思っていた次の瞬間。
ベナッシのパスにDFの背後から反応して完璧なトラップからのボレー。
痺れたよ。
ほんとカッコいいとしか言えない。
僕にとってキエーザはクラブのシンボルでありアイドルで、他の誰にもとってかえられない存在なんですよ。
決して7000万ユーロではない。
例えるなら、クラブのエンブレムを売ってくれって言われてるようなもんなんです。
1年間の残留がもし叶ったとして、おそらくその条件の中には、来季以降の将来をキエーザが自由に決められるという契約が含まれているものだと思います。
多分、出て行くことになるでしょう。
ずっとこんな規模のクラブに留まる選手ではないことは流石に承知しています。
承知しているはずなんですけどね。
何故でしょうね。
背番号25は特別なんですよ。
さっき挙げた個人的な名場面意外にも思い出は沢山あります。
ピオリ政権下で僕が一番好きだったウディネーゼ戦のベナッシのゴールのアシストはキエーザです。
もうきりがないのでここまでにしますが。
衝動のままに書いているので多分中身はぐちゃぐちゃです。
でも多分これ推敲しようにもまとまらないと思うのでそのままあげます。
もしいつか移籍することがあれば、その時は黙って彼の成功を祈ると決めています。
メルカートの情報の海の中で僕1人をリスペクトしろだなんで言うつもりはありません。
だけど、同じ日本にキエーザを応援するフィオレンティーナのサポーターがここに1人いることを知っておいていただけると嬉しいです。
ああ、せめてあと1シーズンだけ見せて欲しい。
コミッソさん頼みます。
もし願いが叶うのならば、ヴィオラのバンディエラになって欲しいなぁ。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。