38節を終えずしてシーズンを諦めたくはない。
この頃酷い敗戦が多すぎて採点する気になりません。
今日の選手たちに「勝つ気がない」なんてことは言えなかった。
全員が果敢にゴールに攻め込んだ。
しかし、やっぱりレッチェは守備を整えて待ってます。
崩せぬまま中央に放り込むだけの同じ攻撃を続け、カウンター浴びて失点。
事前予想通りの結果です。
嫌な予想ほど当たるものですね。
ポジディブな予想は一つも当たってくれないのに。
同じメンバー、同じ布陣、同じやられ方。
一試合の中で何を学んでいるのでしょうか、我らの指揮官は。
僕はモンテッラが好きでした。
短時間で結果を残す狡猾なストライカーであった選手としての彼も好きでしたし、第一次政権時の美しいポゼッションサッカーを展開する監督としての彼も。
だから残念です。
もうこれ以上この監督にフィオレンティーナを率いてもらいたくない。
任せるに値しない。
前半、リベリー、カストロヴィッリ、リローラを起点にして、右サイドから良い形で崩し始めます。
ボールをロストしても前線で早いうちに取り返し、失点の気配というものはまるでありませんでした。
良くなかったのはヴラホビッチくらいで、自身を活かすためのスペースを自身で潰してしまっていました。
後半はそれが多少良くなって、前を向いてシュート撃ったり飛び込んで頭で合わせたりしてましたが、出来としては不十分です。
今日に関して言えば、ペドロの方が迫力ありましたね。
前半の最後にリベリーが負傷し、後半に入ると同時にケヴィンが代わって出場します。
サイドはリローラとダウベルトがいるからいいものの、中央突破の策がこれでカストロヴィッリのみになります。
守備を整えているレッチェ相手に奮闘こそしますが、当然一人で何とか出来るわけはありません。
これにより、後半からの攻撃はサイドからのクロスが8割を占めることになります。
個人的に不可解だったのはリローラの交代で、前半のリローラは敵陣深くまでエグる攻撃でかなり効いていたと思うんです。
事実、ゲザルに交代してから右サイドを起点にした攻撃回数はグッと減りました。
ケヴィンに関して言えば、僕はリベリーの代役とまではいかずとも、中盤と前線との中継を担うことを意図した動きは見せていたんじゃないかなと思います。
試合を通して感じたのは、堅守を敷いてくる相手に出来る攻撃策がクロスしかないこと。
また、その中に策があるわけでもなく、とにかく蹴り込むに留まっていること。
中央突破は選手頼みでしかなく、敵の裏を突く動きは一度もなかったこと。
つまり、八方手詰まりです。
モンテッラの指揮では万策尽きました。
この場合の万は無と同じ意味かもしれませんが。
1試合我慢して待つことで1試合ぶんライバルと差をつけられます。
この差を埋める難しさが分かりますか。
直接対決で勝って初めてイーブンです。
ヴィオラが勝っても、ライバルも勝っていたら何も変わりません。
勝ち点3差をつけられた相手を追い抜くには勝ち点4以上が必要なんですよ。
1試合じゃ、追い越せないんですよ。
同じ失敗繰り返して、一体何試合無駄にしたんだ。
リーグ戦、4勝6分11敗。
昨季はボロボロのチームを途中から率いて未勝利のままシーズン終了。
今季はオーナーが変わり、ヴェレトゥ、シメオネ、ビラーギ以外の主力をみんな残して多くの強力な新戦力を得ました。
情けない3連敗。
これが正しい道だというなら、一体間違った道はどんな地獄道だと思います。
そんなわけないだろ。
気休めでセリエAは戦えないんだ。
今すぐその席を降りろ。
シーズン開幕前に、モンテッラのシーズン途中の解任が最悪のシナリオだという話をしました。
18/19でモンテッラを解任したら、一度も勝てなかった監督に2年も給料払い続けなくちゃいけないことになります。
勿論新監督と合わせてです。
逆に19/20もモンテッラ続投でいって、それが上手くハマればベストです。
18/19は残留で御の字。
正しい選択をしたと言えます。
最悪なのは19/20の途中での解任。
新監督のための補強は出来ず、しかも給料は払い続けなくちゃいけない。
さらにいえば、ここから中途半端な監督連れてきて結果も出ず、再建も微妙に終わってしまうと地獄です。
僕は次の監督はスパレッティ以外有り得ないと思っています。
ガットゥーゾが有力らしいですが、ベストだとは思いません。
モンテッラの選手頼みから大きな変化が見込めないからです。
昨季と違い、ロッカールームにはリベリーやカセレスといった実績と経験のあるベテランのリーダーがいます。
闘志が失われているとも思えません。
まぁ次を考えるのは今を終えてからです。
次節を迎える前に、別れの挨拶が出来ることを期待しています。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。