アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

盾の行方

ヴェローナがユーヴェに勝ち、ラツィオインテルが勝ち点を落とさなかったので、いよいよ首位争いが分からなくなってきました。

ヴェローナvsユヴェントスの試合は遅れて観戦したのですが、アムラバト、いい選手ですね。

僕がヴェローナサポーターだったら泣いてただろうなと思います。

ナイスゲームでした。

 

これで勝ち点はインテルとユーヴェが並んで54、その下にラツィオが53です。

4位アタランタはそこから勝ち点10以上離れるので、現実的なのは3位ラツィオまででしょう。

僕はユーヴェじゃなかったらどこでもいいです。

と、言いたいところですが、個人的にはインテル応援ですかね。

 

三冠以降、長い不調に陥ったインテルですが、スパレッティ政権から徐々に本来の姿を取り戻しつつあります。

そのスパレッティ政権を支えた選手がヴェシーノとバレロだと思っています。

少し大げさに言うのなら、もしインテルが首位でシーズンを終えたら陰のスクデットの立役者です。

僕は今でもヴェシーノとバレロのことは大好きなので、インテリスタが彼らを正しく評価してくれているのは非常に嬉しく思っていますし、移籍した先がインテルで良かったと思っています。

誤解して欲しくないのは、「ヴェシーノとバレロをひたすら擁護してくれる」ということを意味してないということです。

クオリティある選手を備えて、今はもう余剰戦力となりつつある彼らがチームに与えたものを、今でもきちんと評価してくれているという意味です。

 

そういう意味では、ベルナもユヴェンティーニにとても愛されていますが、僕が愛していないのでどうでもいいです。

 

とまぁ、ここまでは僕の希望です。

実際のところ、どこがスクデットを獲るんでしょうね。

予想をインテルにしてますが、本命ユーヴェは変わらないと思ってます。

 

理由は、まず選手層。

インテルもとんでもない選手揃えてますが、まだユーヴェに分があるでしょう。

ラツィオはここで一段劣りますね。

 

あとは経験。

タイトルの獲り方を一番よく知るクラブですから。

たとえCLで大コケしたとしても、引きずる気はしませんね。

ブッフォンの獲得がそこで活きると思います。

 

インテルはCLグループリーグ敗退や前半戦のホームでのイタリアダービーの敗戦等、ここ一番の勝負で強みを発揮出来ていません。

CLに関してはグループが酷かったので仕方ない部分も大いにありますが...

あとはローマ→バルサヴィオラレッチェカリアリと勝てない試合が連続したことも気になります。

それを言ったらユーヴェもサッスに引き分けてラツィオに負けたんですけどね。

 

ラツィオも勝負どころで勝ち切れない場面がありますね。

リーグで大連勝を飾っている中で迎えたローマダービーやELなどです。

選手層もインテルやユーヴェ程ではありません。

 

ただ、単純にチームとしての完成度で言えばラツィオは頭一つ抜けてます。

そこはユーヴェが最も低いのではないかと思いますね。

間違ってはいけないのは、完成度が高いチームの方が総合力も高いということではないということです。

総合力に対して今発揮出来ているのは如何程か、ということですから。

ゲームみたいですけど、例えば総合力が100のチームの完成度が50%でも、70のチームの完成度70%より高いですから。

もちろん結果はこれじゃ決まりませんが、考え方の一つとしてはあります。

 

それでも僕がスクデットインテルと予想するのは、ユーヴェの監督が理由です。

サッリはさっきの完成度を高めることでチームの総合力を引き出すことに長けた監督です。

選手層が厚いと言いましたが、実際、サッリにリーグで一番の選手層が必要かと言われれば、それほど重要なことではないように思うわけです。

 

また、ラツィオはユーヴェを短期間で二度も破っています。

完成度で勝負するチームが完成度を武器にする監督に勝ってます。

シーモ・インザーギラツィオの100%を引き出している時、ユヴェントスでも勝てないんですね。

だったら層を活かして手数で勝負できるインテルの方がやれるんでない?と思うわけです。

 

色々思いつくままに書きましたが、結局のところ最後にどこが笑うのか、もう全然分かりません。

 

そんなことより(そんなことではない)、今季はどこが泣くことになるんでしょうね。

状況的にトリノかなりしんどいですよ。

昨季のヴィオラがムリエル獲れませんでした〜ってのと同じですからね。

かく言う僕らも笑ってられません。

残留争いするなら本気でしがみついていかないと。

最下位SPALがセンプリチを切ったのはかなりショックでしたが、彼を切ってでも今季Aに残るんだっていう気概は感じます。

この判断が正しいかどうかは別としてですが。

 

ブレシアは正直詰みかな。

監督人事が迷走しすぎています。

一貫性のないチームほど弱いチームはないです。

 

ジェノアは調子を上げてきていて、レッチェも何故か降格圏ギリギリで踏みとどまり続けてる勝負強さがあります。

サンプ、ヴィオラは油断したら落ちる。

トリノは早めに連敗を止めないと、ズルズル落ちていきますよ。

あの順位表を見る恐怖ったらないです。

 

上も下も読めないセリエA

皆さんは、一体どこが笑い、どこが泣くことになると思いますか?

せめてヴィオラは真顔であってくれ。

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。