ジェノアの執念のドローにより、ヴィオラはまだ残留争いに留まることとなりました。
これまでずっと上・中位争いをしていたお陰で、これが僕にとって初めての降格圏争いとなります。
おそらくこの辺境ブログに辿り着き、こうして読んでくださっている方々の大部分はヴィオラのサポーターか上位クラブのサポーターだと思います。
なので、多分降格圏というものにあまり縁がないのではないかな、と。
ユヴェントスも別に降格圏争いをして降格したわけではありませんしね。
そんなこんなで迎えた第37節。
残りシーズンもあと2試合となりました。
もう余裕がありません。
降格はかなり現実的な問題として在ります。
そしてもし今節、エンポリがトリノから勝ち星をあげてヴィオラがパルマに負けると、本格的に降格が見えてくるのです。
今節はそれほどまでに大きな大きな試合です。
精一杯の強がりで「勝って文句なしに残留を決めましょう」と言いたいところなのですが、降格争いというのは感じたことのないプレッシャーと隣り合わせになります。
情けなくともなんとかトリノに勝ってくれという他力本願な部分も出てきます。
パルマ相手に14戦未勝利のヴィオラが引き分け以上で終えるよりもはるかに可能性があるからです。
正直、毎年降格争いをしているクラブのサポーターを尊敬します。
こんな大きな不安を感じたことはなかった。
34節にサッスオーロに負けたあたりでは「まだ可能性としてはあるな」程度の気持ちでしたが、今は本格的にビビってます。
ヴィオラは今の状況に慣れていないし、チームとしての完成度は過去最低でセリエA最低のチームとも言える状態です。
一寸先は闇ですね。
そして今節の相手パルマには、前半戦ホームでイングレーゼの一発により敗れていて、あぁいう裏への嗅覚が優れたタイプのFWがヴィオラはとにかく苦手です。
というか「イ」から始まるストライカーは大体みんな苦手です。
イングレーゼとかイカルディとかイグアインとかインシーニェとかイリチッチとか。
ほらもう全員にやられてる。
ポジティブなデータを一つだけあげるとすれば、お相手パルマも9戦未勝利の不調に陥っていることです。
ちなみにスタメン予想にはフィジカルが持ち味の走らないMFという矛盾だらけのスーパースター、エジミウソン・フェルナンデスが名を連ねています。
もうこの時点で不安でいっぱいです。
ミララスとキエーザは良いとして、少しずつ調子を落としてきているムリエルも気になるところ。
ヴェレトゥのロッソが軽減されて出場できそうなのも数少ない朗報の一つです。
あとはウーゴとチェッケリーニのCBにRSBミレンコビッチという正気を疑う守備陣にも不安しかないのですが、ジェルビーニョにミレンコビッチを当てたい気持ちは大いに理解できるので、ここは仕方ないでしょう。
なんとかペッセッラが間に合うと良いのですが...
ウーゴについては買い手がいないような記事が出てましたね。
そこまで大きな額での売却は不可能でしょうし、個人的には控えCBとして置けるなら十分なクオリティだと思っているので、無理に売り急ぐことはないと思います。
ムリエルの買取を行使しないという記事も同時に出てました。
これはもう来季のチームをどう組み立てていくか次第です。
コルヴィーノで大丈夫か?という思いは依然としてありますし、そもそもこの状況を招いたGMが来季もそのまま継続だなんて信じられません。
しかしコルヴィーノ解任という噂だけは何故か出てこないんですよねぇ。
複雑です。
とりあえずチームと共にどん底にいる今の僕たちに出来ることは現状を憂うことだけではないはずです。
欧州の舞台を目標に掲げる僕らには降格している暇なんてありません。
去りゆく選手たちと共に戦えるのも残り2試合です。
キエーザやヴェレトゥらの意志を次のシーズンに繋げないといけません。
まずは来季も同じ舞台で戦えるようForzaと声を出しましょう。
Forza Torino!!!
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。