アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

今季の行方

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

しばらく更新をサボってました。

試合でもメルカートでも全く希望が見えずでして...

 

一応試合は観ています。

ユヴェントス戦は歓喜に沸きました。

敵地で三発無失点。

決して良いと言えなかった2020年の締めくくりとしては申し分ないものになったと思います。

無敗だ無敗だと言ってるチームに泥をつけるのは非常に気持ちがいいですね。

特に先制点となったリベリーのスルーパスからのヴラホビッチのカウンターは燃えました。

公式も舞い上がってひたすらあのシーンの動画流してましたね。

気持ちは分かります。

2020年ポジティブに振り返ることができるところ、あれしかないもん。

 

さて、というわけでジャイアントキリング後、期待をもって臨んだ2021年なんですけども、ここまでのところ...まぁなんというか、中途半端な出来となってますね。

シーズン開幕前の目標としては、やはり欧州大会出場権獲得だったのですが、今同じことは流石に言えません。

まずは残留を確定させて、順位表の左半分に戻ることです。

という目標設定を前提にしたうえで見てみると、ボローニャラツィオカリアリ相手に1勝1分1敗の勝ち点4という結果は少々もの足りません。

一桁順位には1勝2分か2勝1敗くらいを望みたかったというのが本音です。

これが結果だけをみた所感ですね。

 

中身を見ていきましょう。

試合内容としては、残念ながらラツィオ戦は観られなかったので何とも言えませんが、プランデッリに指揮官の座が移って以降、イアキーニよりはまだ期待が持てると思っています。

選手起用の部分で批判は多いですし、僕もこれについては疑問符ばかり付きますが、イアキーニだったら守り切れてなかっただろうなと思うことは多々あります。

リローラやダンカンの出場機会が無く、前者についてはマルセイユへのレンタル移籍が決定的とまで言われてますから、勿体なきことこの上なしですが...

しかし、10人になったとは言え、ユーヴェ相手に無失点で、ドラゴフスキのリゴーレストップがあったと言え、カリアリ相手にウノゼロで手堅く勝利しているのは素直に称賛できます。

守備面では、今季イアキーニのもとでは1試合平均失点数は1.7ですが、プランデッリになってから1.1にまで抑えています。

直近5試合に関しては3失点に留めてますね。

この辺は目に見えて良くなったところです。

 

では攻撃はというと、イアキーニ政権下では平均得点が1.3あるのに対し、プランデッリ政権では平均0.8で、しかも全得点の約40%がリゴーレでの得点になってます。

まぁ見てたら分かると思うんですけど、攻撃面では全くゴールに結びつく気がしませんし、本当に可能性を感じません。

幸いヴラホビッチが成長してきているのが分かりますが、そうでなければ悲惨でした。

つまり、イアキーニのどこ相手にも撃ち合いになるチームから、プランデッリの攻められないけど攻めさせないチームになってきたと言えますね。

こちらの方が手堅いチームであると思うので、見方次第では残留に向けてはいい流れが築けているのではないかとも思います。

 

懸念点は戦術です。

敵陣の中央でボールを動かせずに、ビラーギとカセレスに回して誰も合わせられる人がいない中適当なクロスを上げるという攻め方はもう見飽きました。

なぜあんな可能性のないクロスばかりに頼るのでしょう。

シメオネ以降、うちのFWまともにそのクロスに合わせたことないじゃん。

 

ただ、攻撃でヴラホビッチがさらに成長し、カリアリ戦のようにカジェホンが2トップの位置でハマってくると考えたらチーム的には伸びしろ十分だと感じるので、ここからまだ改善していくものだと信じます。

 

さて、となると問題はメルカートです。

これが酷い。

酷すぎる。

 

まず先程も申し上げましたが、リローラの放出です。

まだ確定ではないものの、これが決まったらもう最悪すぎる。

彼はヴィオラでは近年最高のRSBだったはずです。

何ならLSBとしても今のフィオレンティーナに彼以上はいなかったはずです。

現在スタメン起用されているカセレスやビラーギのパフォーマンスはお世辞にも良いとは言えません。

攻守どちらにしても中途半端で、何なら穴です。

プラデやプランデッリは一体何を考えているんでしょうか。

 

さらに獲得時から疑問だったクトローネは案の定フィットせずにレンタルバック。

ミレンコビッチとは契約延長失敗みたいですし、ヴラホビッチにまで逃げられるのではという噂もあります。

お買い得だと言って獲得したクアメも出場機会が少なく、移籍の噂は絶ちません。

今季獲得したボナヴェントゥーラとカジェホンもイマイチ噛み合わず、期待の若手クアルタは使われません。

補強が補強になってないわけです。

強化部門、つまりプラデは一体どういうつもりでその席にいるのでしょうか。

いつまでフィレンツェにいるつもりなのでしょうか。

僕としては心の底から出て行ってもらいたい。

最悪、今季は残留してカストロヴィッリさえ残ればあとはもう全員に逃げられても仕方ないとさえ思ってます。

プラデが居なくなるのなら、それでチーム再編成でも構わない。

もはや名前も顔も見たくないし、二度と街に戻ってきて欲しくない。

 

プランデッリをマネージャーの座につけたのは、悪くない判断だと思います。

ヴィオラが途中就任の今季限りで頼める人材としては、彼以上はいないでしょう。

イアキーニとシーズンをスタートさせたことには大いに問題ありなんですけどね。

 

なんせもうメルカートに一切の期待が持てません。

プラデがヴィオラにいる限り、希望の光は切れかけの豆電球ほどもありません。

一寸先は闇なんて言いますが、もはやどれだけ闇の中を歩いているのか分からなくなってきてすらいます。

何とか今季はプランデッリに残留まで導いてもらい、来季に望みをかけられるよう、コミッソオーナーには考えていただきたいものです。

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。