インテル、サンプドリアに連敗を喫し、暗雲漂う中迎えたスペツィア戦。
可能性のカケラも見えない前半でしたが、ボナヴェントゥーラの負傷に代わってカストロヴィッリが入ると流れは急変。
ヴラホビッチとカストロヴィッリが全得点に絡んで終わってみれば3-0の快勝となりました。
ほとんどピンチもなく敵のミスや守備が緩慢になったところを突けたのは大きかったですね。
今のヴィオラにはこの戦い方で十分だと思います。
前節、前々節と良いところ無しだったカストロヴィッリですが、やはりポテンシャル十分だと認めざるを得ません。
この才能を腐らせてはいけないよ。
これだけフィニッシュに絡むプレーが出来るのだから、もう少し前でゲームに参加出来るようなシステムにしてやりたいと思います。
個人的には3-4-2-1の2シャドーの一角で見てみたいですね。
今の中盤に2枚でタスクをこなせと言うのは至難の業でしょうし、ワントップもそれほど仕事は出来ない気がしますが。
メルカートすら始まってない状態で来季の布陣を組むのもいい加減だしライバルチームにも失礼ですが、実現はしないという前提のもと、理想の形を公開しようと思います。
SDの座にプラデがいる限り、実現はしませんし、このクラスの補強もないと思ってください。
まず、ワントップにヴラホビッチです。
これも、彼が今より多様なタスクをこなせるようになっているという前提のもとです。
プランデッリ政権になってからのヴラホビッチの貢献は言うに及ばずですが、プレーにどこか物足りなさを感じているサポーターも多いはず。
これは、スコア以外での貢献度の低さによるものでしょう。
実際、3-4-2-1を使っていたソウザ政権時のワントップに起用されていたのはポストプレーや前プレ等様々なタスクをこなしていたカリニッチ。
ヴラホビッチに同じことが出来るかというと、全く期待は出来ません。
どちらかといえばクアメの方が期待できるでしょう。
得点力をとるか、戦術的柔軟性をとるかですね。
2シャドーにはソッティルとカストロヴィッリ。
ソッティルの控えはボナヴェントゥーラに任せられるとして、問題はカストロヴィッリ側です。
控えとして十分な選手で獲得出来そうな選手が一人もいないんですよね。
中盤はアムラバトとトレイラ。
トレイラはずーーーっと噂にあがってる理想です。
そういう選手は、決まってフィオレンティーナには来ません。
そういうものです。
中盤のファイターは今のチームに必須だと思いますが...
右にはリローラが帰還すればそれ以上はありません。
左には、控えにビラーギでもいいのですが、補強費捻出のために売却。
エンポリで活躍するテルジッチをバックしてきます。
正直LWBに理想の選手が見つからなかったのですが、強いて言えばスペツィアのバストーニでしょうか。
人気銘柄なのでヴィオラが獲得するのは難しいでしょうね。
CBはハンツコ、ラニエリを戻します。
ミレンコビッチの放出は避けられないので、代役は契約期限の切れるマクシモビッチが理想ですね。
彼くらいのレベルの選手でないと、ミレンコビッチの穴は埋まらないです。
去年のメルカートで一瞬噂に上がってましたが、どうなることやら。
さらにCBの層を厚くするために、ブレシアのチスターナを引っ張ってこれたら最高です。
チスターナもヴィオラ行きの噂は散々出ていましたが、契約更新。
もう誰も来ないのさ、フィオレンティーナには。
というわけで、まとめます。
主戦力の放出
・ビラーギ €8m
・ミレンコビッチ €25m
・ペッセッラ €10m
獲得
・トレイラ €25m
・バストーニ €3m
・マクシモビッチ free
・チスターナ €8m
・カストロヴィッリの控え €7m
さて、こんなのはお遊びもお遊びです。理想が理想であるうちは実現しません。
とりあえずシーズン通して任せられる指揮官とミステルのために十分な戦力を整えられるSDは不可欠です。
そして何より、今季を17位以上で終えることです。
現在のフィオレンティーナの勝ち点は25。過去のデータから、勝ち点40に到達すれば残留は確定といっていいと思います。
つまり、あと5勝。
強豪との試合も残ってますが、あと15試合の中で5回勝てば良いのです。
変に悲観的にならず、次があるさの気持ちをもって見ていこうと思います。
そうでもしないと見てられませんからね。
ミステル・プランデッリは時代遅れでつまらない監督かもしれません。
しかし、残留というミッションに際して、アルノ川の畔からは彼を全面的に支持します。
頼むぞプランデッリ。
栄光はいらないから、せめてその土俵に立つための権利を残してくれ。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。