冬の澄んだ夜に美酒を
ボーナスで靴を買いました。
ずっと憧れだったチャーチのシャノンです。
おそらく僕はシャノン以上の価格の靴は買わないと思います。
僕にとって特別な一足です。
革靴はちゃんとしたものを買えば最初は革が堅くて歩けないと思います。
中でもチャーチはゴリッゴリに堅いぞとよく聞いたものですから、ある程度覚悟はしていました。
ゴリッゴリに堅いです。
でもYANKOのセミブローグを履き慣らしていた時ほど靴擦れしません。
この履き慣らしている時間が辛くもあり、楽しくもあります。
いつも新品の革靴を買うと、夜に散歩に出かけます。
20分程度の短い散歩です。
普段は基本車移動なので、あまり家の周りを歩くことがありません。
見慣れた風景ですが、夜歩くと新しいような懐かしいような不思議な気持ちになります。
僕は冬の朝や昼は寒くて好きではありませんが、今の時期の冬の夜というのはとても好きです。
澄んだ冷たい空気が気持ちいいじゃないですか。
この感覚がとても良い。
冬の夜に国道にかかる歩道橋の上から車の行列を見たことがありますか?
歩道橋なんて渡らなくなったでしょ。
是非見てみてください。
わざとらしいイルミネーションよりはるかに綺麗ですよ。
日常の中に介在する非日常性。
僕がイルミネーション嫌いなだけなのですが。
さて、すっかり冷え込んだ日本ですが、イタリアの空も同じ様なのでしょうか。
明日はフランキでエンポリ戦です。
予想に反してピオリの解任報道はそれほど広がらずに次節を迎えることとなりました。
フロントと関係が良好なことは感じていましたので、その辺りも理由の一つなんでしょう。
ヴェレトゥが出場出来ない時点でかなり希望薄だと思っているのですが、同時にエジミウソンも出場不可らしいので、ようやくノアゴールとダボになるのでしょうか。
あまり期待はしていません。
エンポリ戦といえば、楽しみなこともあります。
僕がマルコス・アロンソと並んで世界で一番好きなLSBがエンポリに所属しているのです。
説明するまでもないでしょう。
そうです、マヌエル・パスクアルです。
もう36歳になる彼はエンポリで出場機会に恵まれているとは言えません。
しかし、もしヴィオラ戦でプレーする姿を見ることがあれば、その時は拍手を送りたいですね。
日本のクラブ、どっかオファー送ってくれないかな...
あとはヴィオラで大成する前に放出されてしまった若手カペッツィが所属してます。
ここもヴィオラファン的には注目でしょうか。
最も警戒すべきところは当然遅咲きのベテランストライカー、カプートでしょう。
現在15試合で8得点と文句なしの好調です。
あとは中盤のクルニッチでしょうか。
下位チームの中でも安定したパフォーマンスでエンポリのゲームメイクを担います。
ちなみに、カプートの8得点のうち、3得点はクルニッチのアシストからのものです。
うち1つは偶然の産物ですが。
クルニッチはカウンターで後方からボールを受けたらまずカプートを見てきます。
カプートはカウンターがっちり狙ってるので、CBの間や中に絞ったSBの死角を狙って走り込んできます。
これがかなり厄介で、とにかくスピードがある。
さらには真ん中のアックアから強烈なミドルも飛んできます。
アタランタがホームで敗れていることからも難敵であることが分かりますね。
まぁ、こんなブログ書いてる僕が言うのもなんですが、結局はやってみないと分からないので、明日23:00に画面の前で応援するしかないです。
最近の低調なパフォーマンスに誰もが頭を抱えています。
それでも今こそ応援するしかありません。
こんな澄んだ夜に不味い酒なんて飲みたくないじゃないですか。
僕はアルコールを受け付けないので、不味い酒で忘れることも出来ません。
そろそろ勝って澄んだ気持ちでジュゼッペ・メアッツァに乗り込みたいですからね。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。