4-3。
勝ち点なし。
「強豪相手によく戦った」と称賛できるのは昨季まで。
これでは話にならない。
ヴィオラ抜きで「新セブンシスターズ」なんて言われてるの僕は我慢できないよ。
セブンシスターズとして肩を並べられるのは、セブンシスターズのどこを相手にしても勝てるチームだけ。
これではダメなんだよ。
これでは。
ドラゴフスキ 5.5
失点はどれも厳しいものだったし、よく守ってくれたが、流石に守備の要に4失点で評価はできない。バレッラのミドルはよく止めた。
カセレス 6.0
ルカクを止め、決定機を安全に阻止し、体を張って守った。前半アディショナルタイムまで失点がなかったのはカセレスの功績に他ならない。ただ、流石に終盤まではもたなかった。
チェッケリーニ 5.0
流石にインテル相手には荷が重かった。ルカク相手になるとコテンパンにやられ、挙句オウンゴールで逆転を許した。上位陣相手でも使える控えであってもらいたい。
ミレンコビッチ 6.5
見事な対人守備。一対一で突破を許した場面を僕は見ていない。今日は手が出るようなこともなかったので、安心して見ていられた。打点の高いヘディングシュートが枠をとらえられなかったのは残念。
ビラーギ 6.0
先制点に繋がった右足のクロスはこの試合で最も美しかった。しかし、その後は自由にプレーさせてもらえぬまま輝く場面は少なかった。
キエーザ 6.5
リードを奪い返した逆転ゴールはキエーザの良さが詰まった冷静なループシュートだった。守備の脆さはあるが、敵陣ゴール前から自陣ゴール前まで戻って決定機を阻止した場面に気持ちが現れていた。
アムラバト 6.0
やっと欲しかった人材が手に入ったという印象。DFが奪ったボールを上手く前線に繋げるコンダクターで、ピッチ上の指揮を取れる選手である。ただ、ヴェローナでプレーしていた彼はまだこんなもんじゃない。
ボナヴェントゥーラ 5.5
クアメへのお膳立てパスは冷静な判断だった。開始10分は技術の高さを遺憾なく発揮したが、その後攻め込まれる展開にあっては鳴りを潜めてしまった印象。でも決して悪くなかった。
カストロヴィッリ 6.5
2試合連続となるゴールは見事。背番号10を付けるべくして付けている。献身的な守備も勿論攻撃センスの高さもバレロが抜けて以降最高の中盤の選手かもしれない。
クアメ 6.5
今ヴィオラが抱えている攻撃陣の中では最もやれることが多い。まだ収まりは一流とは言えないが、じきにそうなるだろう。しかし何故だかシュートは正面に向かう気しかしない。
リベリー 6.5
前半はひたすらロストするだけになっていたが、後半自分たちのペースを取り戻すと一気に輝く。2アシストはゴールへの道筋が見えている証である。
ヴラホビッチ 4.5
古き良きストライカー気質の彼に多くは求めない。点を取ったら評価されるし、そうでなければ叩かれる。こんな出来では論外である。フリーで枠にシュートを入れられないストライカーに信頼なんてものはない。
バレロ 5.0
残念ながらロストが多く、持ち前の技術は通用しなかった。まだバレロの持ち味を発揮するには色んな意味で時間が必要。
リローラ 6.5
WBの動きがよく分かっている。前を向いてボールを受け、パスを出した後も上手く動いてサポートに入る。これで両サイドプレー出来るのだから、文句の付け所がない。
クトローネ
出場時間が短すぎるため採点不可
ゴールは全て見事でした。
ビラーギの美しいクロスにクアメとボナヴェントゥーラの仲良し連携、リベリーのパスにカストロヴィッリとキエーザの抜け出し。
きっちり崩したな、という印象です。
それだけにラスト10分で集中を切らした守備が勿体なすぎる。
センシに完全にやられました。
これはもうコンテの勝利としか言いようがない。
交替枠で出てくる選手の差ですね。
キエーザ、リベリー、ボナヴェントゥーラが抜けると点が入る気がしません。
クトローネのヴラホビッチではチャンスメイクが出来ませんし、そのあたりをリベリーに頼りっきりなのは昨季と全く変わってないですからね。
これで上位進出は無理です。
断言できます。
ユーヴェ、ナポリ、アタランタ、ミラン、インテル、ローマ、ラツィオは攻撃局面を誰か一人だけに頼るようなサッカーはしてません。
惜しかったね、では何も残りません。
カンピオナートは積み上げていくものです。
積むものが無ければ、評価はできません。
厳しいですが、これだけの補強をして主力も残した今季に結果を残さなければ来季以降も勝てないままなのです。
ビラーギやキエーザのサイド攻撃は確かに魅力です。
クアメもヴラホビッチも合わせられるかもしれません。
でも、サイドが活きるのは中央からも突破できるという前提のもとです。
でないと構えられるだけですからね。
中盤の先発組はポテンシャルの高さを見せたと思います。
正直ボナヴェントゥーラが怪我明け以降もここまでの選手であり続けていたとは思いませんでした。
嬉しい誤算です。
アムラバトは期待通り。
でも、まだやれます。
底に中盤の核になれる選手は絶対に必要だったので、この補強は手放しで称賛したい。
しかしバレロとアムラバトが同時に出ていると、スマホの小さな画面ではどっちがどっちか分からなくなりますね。
サポナーラまで出てきたらおしまいですよ。
採点はできません。
見分けつかないんだもん。
みんな技巧派だし。
この試合はヴラホビッチがフリーのシュートを枠外した場面が全てだと思っています。
交替枠で出てくる選手の差が詰まった場面です。
これで終わるならヴラホビッチはAで輝くことはないでしょう。
絶対終わるな。
クトローネより出場が後になったら、多分それまでです。
あと3試合の間に得点に絡めなければ厳しいでしょう。
僕はヴラホビッチに甘いので、どんだけミスしても次の試合ピッチに立ったら全力で信じるしForzaと言うでしょう。
応えてくれよ。
そういうFWは絶対に必要だ。
次節サンプドリア戦は落とせない試合になります。
カンドレーヴァが決まり、ケイタ・バルデも決まりそう?なサンプですが、補強が上手く進んでいるかといえばそうではありません。
ユーヴェに敗れたのはともかくベネヴェントに手痛い逆転負けを喫したのは厳しいですね。
当然ヴィオラも狙うは勝ち点3です。
インテルにはフランキでリベンジです。
しかしめちゃくちゃ悔しいですね。
正直昨季にはなかったです。
悔しくて眠気が覚めるこの感じ。
そうそう、こうでなくちゃ。
フラストレーション溜めていきましょう。
新セブンシスターズなんてもの、名乗らせてたまるもんですか。
ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。
拙い文章読んでくださってありがとうございました。