アルノ川の畔から

セリエA🇮🇹の古豪フィオレンティーナを応援するブログです。ヴィオラ中心に色々書きます。

vsアタランタ 採点(コッパ)

平日昼間のアルテミオ・フランキは空席が目立ったが、拍手と歓声は満員以上であった。

 

昨季ホームで3-3, アウェーで2-1の敗戦。

ベスト4で敗れた相手。

リベリーの負傷にカセレスキエーザはスターティングから外れる。

一抹の不安がよぎる中、それを払拭したのは勇敢な紫を纏った選手達だった。

 

CLグループステージを突破し、欧州の舞台でも快進撃を続けるアタランタを、リーグ14位のフィオレンティーナが撃破した。

 

 

 

テラッチャーノ 7.0

何度でも言うが、バックアッパーに彼が控えていることの安心感ったらない。幸運な場面も数多くあったが、それでもリーグ最多得点のチーム相手に僅か1失点というのは、彼なしであり得なかった。

 

チェッケリーニ 6.0

ターンオーバーで出場。荒っぽい守備でファールをもらったり、雑なマークでフリーにさせかけた場面もあるのはあったが、このレベルでやれるのなら控えには十分だと感じた。

 

ミレンコビッチ 6.5

謎のドリブルからのロストはご愛嬌。攻撃的なリローラをカバーする対人守備は見事だった。RSBの経験が活きているように思う。守備範囲が広くなった。

 

ペッセッラ 4.5

守備の大黒柱兼カピターノとして、最もやってはいけないことをやった。ボローニャ戦、SPAL戦に続く不用意なファールに、よく分からないシミュレーション。あの展開でCBがロッソをもらうことの意味を考えて欲しい。

 

リローラ 7.0

終始右サイドの脅威であり続けた。緩急とテクニックを惜しみなく使った独力の突破はヴィオラの新しい武器である。味方との連携も良くなった。何より最後に振り抜いた決勝点は彼でなくては奪えなかった。

 

ダウベルト 6.5

クロスの精度はお粗末なのだが、その献身性から愛せてしまう。クトローネへのアシストは、まさに上下動を厭わない彼らしいプレーだった。冷静なグラウンダーの速いクロスは狙いがはっきりしていた証。

 

プルガル 7.0

個人的MOM。前半多くのセカンドボールを回収し、そこから上手くゲームをコントロールしていた。ベナッシやカストロヴィッリとの距離感も良くなったように見える。最後のリローラへの弾丸パスは観る者全てを魅了した。

 

カストロヴィッリ 6.5

華麗。ボールを持ったら前へと独力で押し上げてくれる頼もしさと、それでいて最後まで攻守両方サボらない献身性。敵をヒラリと躱してしまうそのボール捌きはさながら舞っているかのよう。

 

ベナッシ 6.0

後半は消えてしまう時間もあったが、前半のベナッシは様々なポジションをサポートする気の利いたポジショニングでゲームコントロールに一役買った。GKとの1対1をヴラホビッチに預けた場面だけは残念だったが、勝ったのでよし。

 

ヴラホビッチ 5.5

狙いとポジショニング、周囲との意思の共有は非常に良い。ただ、まだイメージしたプレーができるだけの技術がない。それでもアラタンタ守備陣を脅かし続け、「厄介なFW」であり続けたのは、彼がピッチを去るまで何度もトライしたからだ。

 

クトローネ 7.0

相手DFの位置を見てニアに沈めた先制点は、キエーザにもヴラホビッチにも出来ない一点だった。抜け出しのタイミングや前線からのプレッシングは一級品。頼れるストライカーを得た。

 

カセレス 6.5

ペッセッラ離脱後、急な出場となったにも関わらず、そこで守備の安定感を増したのはカセレスの功績。守備の要はこうでなくてはならない。

 

キエーザ

出場時間が短すぎるため、採点不可。

 

 

 

やりましたね!!!

興奮でなかなか寝つけませんでしたよ!!!

プルガルのパスからのリローラのシュート。

新戦力の見事な活躍です。

リローラがチームにハマってきたのが前節からかなり良い影響を与えてますね。

ウィファルシ以上に好きなRSBになるかもしれません。

 

一部から批判の的になっていたヴラホビッチですが、狙いはとても良かったと思います。

ロストは以前よりボールに絡めている証拠ですね。

最後シュートで終わりたいところですが、前線で孤立→ポジショニング修正という学習が非常に早かったので、すぐにラストのところにも絡めるようになるだろうなと思ってます。

ま、これも贔屓ではあるのですが。

僕はヴラホビッチがピッチに立つ限り、信じ続けるし最後まで味方でいたいと思います。

 

続いて中盤です。

これまでよりバランスが良くなって、相互補助的な動きが多く見られましたね。

右サイドのサポートにベナッシが行っていたのは、リローラがある程度自力で突破を図れるからでしょう。

左にはそれがないので、カストロヴィッリが役目を担います。

そしてそれらのタクトを振るのが中央のプルガルですね。

サイドと相まって、3-5-2の5はポジティブな兆しが見えたかなと思います。

 

最後にCBですが、ペッセッラの軽率なプレーが目立ってきましたね。

不要なファールが多すぎます。

これまでミレンコビッチの方が必要以上に荒っぽいイメージがありましたが、今はむしろ逆です。

ペッセッラ退場後の方が、守備が安定したというのは何とも皮肉な話。

このロッソで頭を冷やして、また冷静な読みで攻撃を潰す姿が見たいものです。

 

コッパ・イタリアの次なる相手はスクデット候補のインテルです。

どうせどこと当たっても格上なので、あまり嫌も嬉しいもないです。

インテル側はアタランタよりもヴィオラと当たりたいと思うので、歓迎してもらえそうですね。

最後の笛が鳴る前にサン・シーロから立ち去る客の足音が聞こえたら最高です。

 

ご意見・ご感想ございましたらコメントいただけると嬉しいです。  

拙い文章読んでくださってありがとうございました。